現代田んぼ生活 辻井農園日記

滋賀県の湖北地方で完全無農薬有機栽培米の「コシヒカリ」と「秋の詩」と「みどり豊」を作っている辻井農園のブログです。安心して食べていただけるおいしいお米をつくっています。

雨水と雪と大坂なおみと湯豆腐

太田和彦著『70歳、これからは湯豆腐 私の方丈記』が届いた。まだ読んでいないが、タイトルにやられた。早速、今夜も一人湯豆腐やってみる。うまい。至福。昔、似非陶芸家だったときに焼いたぐい飲み。5センチ角のだし昆布二枚でだしをとる湯豆腐。割りばしを削ってペンを作ってみた。

 朝、3時頃に起きた。まだ暗かったからはっきりとはわからないが、その時は3、4cmほどの積雪だったと思うけれど、朝、7時ごろには積雪は15cmほどになっていた。除雪するほどではないと思ったけれど、奥さんが除雪してほしい、というのでママさんダンプとプッシャーであちこちきれいにして、奥さんや娘のクルマの雪を落としたりする。
 今日は二十四節気の「雨水」なのだが、終日雪となりました。


 午前中は事務仕事と精米など。
 午後は「青年農業者のプロジェクト発表」を聴きに行く。ここのところ審査員が回ってきているだ。青年農業者なので、もちろん未熟なところも感じるが、みなさん誠実に調査・研究されているので、大いに刺激を受ける。なかなか思い通りにはならない、ということはよくわかっているので、失敗も自信を持って発表していただきたい、と思いました。


 夕方、帰ってきて、長男のレミーマルタンをすこしいただいて体を温める(笑)。久しぶりに雪道を運転したような気がする。


 あ、お昼に全豪オープンテニスの大坂なおみの準決勝を観る。相手はセリーナ・ウイリアムズ。最初、立ち上がり、ちょっと緊張していたのかサービスをブレイクされたりしてハラハラしたけれど、その後は落ち着いて調子が上がっていきました。大坂なおみの調子が上がってくるとセリーナ・ウイリアムズがだんだんラリーでミスをすることが増えてきました。
 今日から観客を入れてのゲームになったのですが、明らかにセリーナ・ウイリアムズを応援する声や拍手が多いんですよね。そんなこんなで僕はテレビの前で何度も拍手して大坂さんを応援してました。
 しかしなんだな、ゲームが終わったあと、コート上でネットをはさんでセリーナ・ウイリアムズが大坂なおみをちょっと抱いて讃えてくれたんだけど、大坂なおみが二度ほどちょこんと頭を下げて敬意をはらってるんですよね。インタビューも含めて、じつにチャーミングですな。決勝は日曜日らしいけれど、頑張ってほしい。
 高校ラグビーやらカーリングやらテニスやら。テレビで真剣に観るのは、スポーツ中継が一番だな。あとは落語か(笑)。

雪の庭20210218



 割りばしを削ってペンにしてみたのだが、どうもいかんな。削り方に精進が必要だな(笑)。うーむ。今度はガラスペンを使ってもっと派手なインクを使ってみるか。

久しぶりの更新と暖かかったり寒かったり。


更新の間隔があくと何をしていたのか、何を考えていたのか、なにで笑ったのか、思い出せなくなってきますな(笑)。いや、なにもたいしたことはやっていないということなんでしょうけれど。


15日(月)
 終日、雨。夕方からけっこうな風。
 午前中は事務仕事。午後も精米など。それからフレンドマートで買い物。夜、メール句会の選句をする。


16日(火)
 朝、3時半に起床。もちろん真っ暗だけれど、けっこうな風の音。
 朝食まで、ずっと事務仕事。
 それから昼過ぎまで精米など。


17日(水)
 今日も早起きして午前中は事務仕事と精米など。
 朝は30分ほど吹雪く。午後は晴れてきたけれど、北風が冷たく寒い一日。




 枝雀寄席で桂南光古今亭志ん朝と対談。まあ、でもうまいですねぇ、仕草も振る舞い方も志ん朝さんは。しかし、これが何年前になるんだ?えーっと、うーん、1998年の2月から1999年の3月の間ということになりますな。もう20年以上前ということになりますな。

古今亭志ん朝 桂南光 対談

18日(木)
まだ暗いけど、4cmほどの積雪みたい。部屋が寒い。

オコナイさんと還暦と


14日(日)
 今日は村のオコナイさん。コロナの影響でうちの組では境内にみんなが集まることについては自由参加ということになりましたが、まあ、僕はマスクして参加。で、そのあと還暦と厄年のものが拝殿にあがって、還暦のお礼というかお払いというか、をしていただく。
 例年ならオコナイさんの後は直会があるのだが、今年はお下りのお餅とパック料理と缶ビールと日本酒のワンカップをいただいて帰って、家でお昼にいただく。お刺し身は次女に食べられてしまったけれど(笑)。というわけで飲んでしまったので、午後お米の配達の電話をいただいたが、配達は明日になります。ということになりました。ま、例年なら今ごろ直会で大いに飲んでいるので仕方がない。


 帰ってきて、テレビをつけたらちょうどテニスの全豪オープン大坂なおみとガルビネ・ムグルサ(スペイン)の4回戦の3セット目の10ゲーム目をやっていて、・・・なんと逆転で勝ってしまった。二度ほど相手のマッチポイントをしのいだのですが、いやぁ、テニスのことはあまりよく知らない僕でもその集中力をビシビシと画面から感じました。いやあ、いいところをちょうど観てしまった。試合直後のインタビュー、大坂なおみさん、あきらかに疲れてましたね。当然だけれど。


 カーリング決勝はNHKのBSで中継をやっていたので、観たかったけれど、バタバタしてたら観られず。「ロコ・ソラーレ 6-7 北海道銀行」というわけで、北海道銀行が優勝でした。男子はコンサドーレが3連覇らしい。高校生チームの常呂ジュニアは高校卒業したらどうなるんだろう?


 竹内孝功『1㎡からはじめる自然菜園』(Gakken)というムック本が届く。お米ではなくて野菜関係の栽培のことが書いてあります。有機肥料さえ使わない農法なんですが、相性のいい野菜を交互にずっと繰り返し育てて連作障害を防ぎながら土を作っていこう、という感じですね。あと混植とかの参考にもなりそう。2015年の出版でもう5、6年前の本なんだけど、なんの問題もありません。


 福島県宮城県震度6強を観測する地震が13日の23時ごろにありました。うーむ。でもまだまだ余震も続いているようで心配。今回の地震も10年前の大震災のときの巨大地震の余震なんだとか。
 地震など地球の活動、動きのスパンというものもあらためて感じさせられる。早く落ち着いた暮らしに戻れますように。田んぼの水路なんかにも被害はでているでしょうね。

15日(月)
 暖かい朝だが、けっこう激しく雨が降っている。

精米と大江健三郎の自筆原稿




 朝は曇り、その後すぐ晴れてくる。気温も上がってもう春の盛りのようなお天気。ありがたい。
 午前中は精米など。
 お昼に長浜の郵便局の本局へいく。帰りに蕎麦屋に寄ろうかと思った思い直して家に帰りラーメンをいただく。


 午後はウダウダしているうちに夕方になってしまう。やれやれ。


 そうそう今朝の新聞に大江健三郎の自筆原稿一万枚超が東大の文学部に寄託された、という記事が載っていた。で、その「同時代ゲーム」の自筆原稿も掲載されていたのだが・・・。あれ?
 昔、テレビで大江健三郎が原稿を書いているところがすこし紹介されたのが、その時はもちろん万年筆で原稿用紙に書いているのだが、間違えると間違えたところを切り抜いて裏から新しい原稿用紙を貼り付けて、書き直して、すこしの訂正もないようにしていたんですよね。あれはなんだったんだろう。
 開高健も書き間違えたり、訂正追加があると、原稿用紙の最初から全部書き直してきれいな状態で編集者に渡していた、と聞いたことがある。だから開高の自筆原稿用紙をそのままコピーして本にしたものまで出版されている。
 だからこの記事の訂正加筆だらけの自筆原稿用紙を見て、あれ?と思ってしまったのでした。ま、こういう原稿だと作者の推敲のあとのわかっておもしろいのだろうけれど。



夜は寄合い。隣組の総会。もちろんソーシャルディスタンス。ああ、早くコロナも収まってほしいなぁ。新規の感染者数はずいぶん減ってきましたが、病院等医療関係はまだまだ逼迫しているようです。やはりワクチンがきちんとそこそこ摂取接種されるようになるまではあたりまえの普通の生活は無理なのかなぁ。

旧正月と本屋にいったことと春団治師匠と文枝師匠


11日(木) 勤労感謝の日 建国記念の日
 午前中はお米の発送の準備。午後は精米と発送。
 休日なので長浜の本局から発送して、帰りにホームセンターでテープと封筒を買う。


12日(金) 旧正月
 立春はとうに過ぎていますが今日が旧暦のお正月です。
 午前中は精米など。それからウェールズに国際郵便(小包)を送る。送れるものや送れないものが、けっこう細かく決まっているので書類づくりがややこしい。英語も苦手なのでさらにややこしい。あーた「鍋の素」とか「焼きウルメイワシ」とか、英語でどう書いていいのやら(笑)。「ふりかけ」は「furikake」にしておいた(笑)。イギリス人に通じるかな?(笑)
 うまく税関が通らないと送料こちらもちで送り返されてくるらしい。


 午後はお米の配達があったので、その帰りに本屋さんに久しぶりに寄る。マガジンハウスに『BRUTUS』という雑誌があるけれど、2/15号は特集が「音楽と酒。響く、聴く、語る、レコードとバーの話。」とあります。まあ、いかにもマガジンハウスっぽい特集だけれども、気にはなります(笑)。これはSNSの宣伝で知ったので、クリックしてみたら、掲載されている音楽のプレイリストがSpotifyでほんのすこしだけれど、すぐ聴けるというようになっていました。これはとてもおもしろいし、便利ではありますね。全曲は聴けませんが、ちょっと聴くと雰囲気はわかりますから。気に入ったら全曲聴くようにすればいいわけですからね。
 でもこれだけではどういう理由でこういう音楽リストを作ったのか、というコメントがないわけですからよくわからないところがありますね。ま、それでついでに本屋さんで雑誌を買ってみようと思ったわけです。
 最初に行ったいつもよく行く本屋さんでは完売らしく「在庫がありません。」ということでした。仕方がないのでもう一件回って、手に入れました。『BRUTUS』を買うのは何年ぶりだろう?ついでに農文協の『代かき名人になる!』というDVDつきのムックみたいなのも買ってしまう。いや、いろいろ得手不得手があるでしょうけれど、代かきはとても大事な作業で、均平をとること、それから練りすぎないこと、いろいろ気をつけないといけないことが多いし、なかなか難しいんですよね、いや、ほんと(笑)。
まだ二つとも読んでいないんですが、楽しみです。


 これも枝雀さんの調子が悪いときに、弟子の南光さんとか、上方落語の大師匠たちが助けていた頃なんでしょうね。春団治師匠、文枝師匠の紫綬褒章のときの様子を南光さんが同じように訊ねてますね。それにしても春団治師匠の踊りはなんとも美しいですな。ずいぶん前にもテレビで観たことがあって、それもなんだか美しくて感動したことを覚えているけれど、なるほどなぁ。でも踊ったあとはあれくらい息が上がるものなんですね。気がつきませんでした。
 お二人ともなんとも笑顔がよろしおまんな。


桂春団治(三代目)桂南光 対談


桂文枝 (5代目) 桂南光 対談




 確定申告の時期は近づいていますな。そんな歌が今朝の日本農業新聞のコラムに載っていた。ま、確かに自分で税金の申告をすると国家というのを意識しますよね。おろそかには使ってほしくないんだなぁ(笑)。



 このところ毎日NHKのBSでカーリングの日本選手権を観ているんだけれど、今夜は男子のプレーオフで「コンサドーレ」と「常呂ジュニア」の対戦を観る。午前中の予選リーグでは「常呂ジュニア」が勝って、予選リーグ一位になったんです。「コンサドーレ」は現在日本選手権二連覇中のまあ最強チームなんですが、「常呂ジュニア」は常呂高校の高校生チームなんですね。いやー、すばらしいゲームでした。高校生チームが日本一のチームとほぼ互角に戦っています。


 白石康次郎が世界一周ヨットレース「バンデ・グローブ」アジア勢初の完走「奇跡のゴールだ」という見出しが今朝の中日新聞に出てました。ヨットレースのことはあまり知らないけれど、アジア勢初の完走ですからね。過酷なレースであることは間違いないですよね。

ビビ号の遁走とEMS(国際スピード郵便)と日本カーリング選手権2021




9日(火)
 朝はうっすらと雪。朝の散歩の時、しゃがんで田んぼの写真を撮っていたら、ビビ号のリードがすこしお留守になっていたのか、突然ビビ号が走り出したので握っていたリードを放してしまった。ビビ号はこちらを振り返らず猛然と来た道を走っている。10秒で見えなくなった。途中一ヶ所大きな道を横断しなくてはいけないところがあるので、心配する。
 しかし、うっすらと雪が積もっていたので、ビビ号の足跡とリードを引きずった跡が残っているのである。ちょうどご近所の犬の散歩仲間の皆さんも歩いておられたので、「うちの犬、見ませんでしたか?」「うん?ビビちゃんか?見てないなぁ?」「これ、たぶんリードの跡やと思うんですけど・・・。」「ああ、これね。ほんまやね。あっちに走ってるね。」うーむ。困った。次にまた「うちの犬、見ませんでしたか?」「いや、見んけど、逃げよったんか?」「ほんま、走っていっこったんですけど。」とここまで手がかりがなかったが、またすこし歩いて戻ると連れておられる散歩の犬が吠えている。「うちの犬、見ませんでしたか?」というと、「あそこにやんすでぇ。逃げよったん?」というわけでビビ号を発見。家の近くの田んぼの畔のところをウロウロしている。「ビビ!」と呼ぶと顔を上げてこっちに走ってくるではないかいな。すぐに捕まえられました。やれやれ。たぶん、一人で走ったのは初めてではないかな。5分ほど自由を楽しんだものの不安になったか。ま、犬だもん、自由に走りたいわな。


 午前中は精米など。
 午後はEMS(国際スピード郵便)を使って、衣料品をウェールズに送ってみる。初めてなのでなかなか手こずったけれど、なんとか送る。


10日(水)
 朝のうちは曇っていたけれど、その後晴れてくる。
 午前中は精米など。午後はEMS(国際スピード郵便)で食料品などを送る準備をする。一つ一つ品目をあげて書き込まないといけないし、食品関係は送れないものもあるので、衣料品とは比べ物にならないくらいやっかい。しかも品数が多い。で、手間取って郵便局へ持っていったら、すでに午後に便が出たあとだったので、発送は金曜日になるかも。うーむ。


 どうも今ちょうど稚内で開催されている日本カーリング選手権2021にはまっている(笑)。無観客で開催されているんですな。YouTubeライブ配信されていることにふっと気がついたのだが、NHKBS放送でも中継している。YouTubeライブ配信は解説のあるやつと無言で固定カメラの映像を流しているだけのもあります。さすがにNHKBS放送の中継は映像もきれいだし選手の顔もアップで映ったりいくつもの画面を切り替えながら、小笠原歩さんの解説付きだ。ルールはだいたいわかってきたが、まだまだ選手達が話し合ったりしている作戦はよくわからない。まあ、でもオモシロイんだなぁ。
 今年はコロナの影響でいくつもの大会がなくなったらしいし、この日本カーリング選手権に出場するための予選もなかった地区があったりで、観ているとどうもチームの実力差がけっこう開いています。でもそういうゲームも観ていると、強いチームの技術の高さ、作戦の複雑さがちょっとづつわかってくるんです。


 先日スーパーで買ってみた「北海道産大豆100% とろける生豆腐 絹」を塩と胡椒とオリーブオイルでいただく。なるほど。うまい。でも「とろける」というほどでもないような気がする。いや、おいしいけど。

寒い一日と『モリのいる場所』

 夕方までずっと陽射しがあったのだが、冷たい北風が強く吹いて寒い一日。夕方から風に雪が混じるようになり。夜になって屋根が白くなりました。
 午前中は精米など。


 午後、沖田修一監督『モリのいる場所』(2018)を観る。おもしろかったです。これは喜劇?熊谷守一(94歳)を山崎努、その妻を樹木希林が演じています。この二人の演技がスバラシイですね。
 絵についての話はほとんど出てきませんけどね。絵を観てほしいと言われて子どもの絵を見せられたときに「下手だ、下手ですね。下手でいい。上手は先が見えちまいますから。下手も絵のうちです。」なんておっしゃるだけかな。
 あとは「無一物」と書きます(笑)。
 あの庭の手入れというか管理は誰がやっていたのかな?うーむ。自分でやっているのかな?庭もいいし、家もいいですね。古民家。二間の和室と台所と縁側。うちの家もあんな風になってほしい(笑)。
 映画の美術監督の安宅紀史氏の記事があったので、メモしておこう。


 夜は俳句をすこしひねってみる。うーむ。苦しい。