現代田んぼ生活 辻井農園日記

滋賀県の湖北地方で完全無農薬有機栽培米の「コシヒカリ」と「秋の詩」と「みどり豊」を作っている辻井農園のブログです。安心して食べていただけるおいしいお米をつくっています。

長女の作ってくれた夕飯はスパゲッティ

茸スパ

いつも夕飯のしたくは母がしてくれているのだが、今日は朝早くから伊勢参りに父といっしょに出かけたので、奥さんが、長女に夕食をつくるように申し付けている。相談の結果、スパゲッティになったようだ。僕も洗濯物の取り入れを午後3時にはするように申し付けられました。はい。もちろん僕もiPhoneに「洗濯物取り入れ」のアラームを鳴らしてもらって、無事仕事完了。一日快晴の良い天気だったのでしっかりと乾いておりました。


長女は学校の帰りにスーパーに寄って、茹で上がったスパゲッティに搦めるだけというレトルトを数種類買ってきた。同じようなものなのに値段が二倍も三倍も開きがあるのだ、言っている。僕の茸スパ、長女のボンゴレは高いのだが、長男、次男、次女の明太子スパはすごく安いのだとか。


スパゲッティの茹で方は、以前、僕が伊丹十三の文庫本から仕入れた茹で方を伝授してあるので大丈夫だ。ちゃんとオリーブオイルを入れて茹でたか?と訊ねたらうなずいていた。スパゲッティは手早く、とにかく手早く、熱いうちに、とりあえず熱いうちに、というのが鉄則だと伊丹十三も書いていたので、そう言っておいたのだが、5人分も一度につくるのに慣れていないからか、熱々でないのはすこーし残念でしたが、おいしいスパゲッティで、他の子供たちももちろん僕も大満足でした。次男や次女は自分たちの明太子スパがいささか安いと聞くと、ちょっと味見を、と僕の茸スパや長女のボンゴレをつまみにくる。


伊丹十三は繰り返し、スパゲッティを音を立てて食べてはいけない、ずずず、ずずず、とすすり込んではいけない。スパゲッティはそばやうどんではない、と書いているので、そのことも食べながら話したのであったが、長男は明太子スパを箸でずずず、ずずずと盛大にすすり込んでいたのでありました。ま、いいか。


長女もみんなにおいしいと言ってもらえてうれしそうでしたが、洗い物をしたあと、弟や妹に、あんたら自分で食べたものくらいは自分で洗ってほしいわ、とのたまうのでありました。