現代田んぼ生活 辻井農園日記

滋賀県の湖北地方で完全無農薬有機栽培米の「コシヒカリ」と「秋の詩」と「みどり豊」を作っている辻井農園のブログです。安心して食べていただけるおいしいお米をつくっています。

男の料理教室と種籾がないこと

午前中は営農組合の女性部主催で男の料理教室。肉めし、すまし汁、手羽先の甘辛煮(?)、サラダ、切り干し大根の和え物などを作る。ちょっと今レシピが手元にないのですが、女性部の方々に男性陣があれこれ教えていただきながら、にぎやかに料理する。僕はキュリとトマトの乱切り、エリンギの短冊切り、タマネギやパセリのみじん切りなどをする。あれこれ愉しい。すまし汁にいれたエリンギの短冊など、そういえば料亭ででてくるお吸い物にもこんなのがはいっていそうな、と一瞬思ったのだが、料亭にはあまり縁がないので、永谷園の“松茸の味お吸いもの”で見知っていたのかもしれない、と思い直したりする。農協のMさんとおなじ班でしたが、Mさんは「嫁はんが仕事で遅いときは、僕が台所に立ってるんですよ」となかなかレシピ通りではなく、味をみながら少し醤油や塩の加減をしておられて、いささかびっくり。


午後は営農組合の総会と研修会。あれこれ意見交換をして、おもしろかったのだが、去年の22年産の「秋の詩」が猛暑の影響で種籾が品不足という話を聞き、弱ってしまいました。うーむ。種がなくては農業ははじまりません。うーむ。収穫時期が一度に来ても稲刈りやら籾擦りができる量は決まっていますから、品種を変えて収穫時期をずらす必要があるのですが、「秋の詩」がだめだとすると「ヒノヒカリ」にチャレンジしてみようか。ま、ちょっと勉強しなくてはならないことが新たに一つできた。しかしなんだなぁ、以前は僕も種籾は自家種で、収穫した籾の一部を来年の種用にとっておいたのでしたが、最近は品種特性を保つために100%の種子更新を農協なんかもすすめていて、今、手元に種籾がないという、百姓にあるまじきことだなぁ、と思ったりしています。うーむ。


夜は懇親会。断っていたのに強引に二次会に連れていかれてしまってスナックでカラオケをする。「こういうところで歌を歌うのは何年ぶりか」などと話をしながら回ってきたタッチタイプの曲の入力装置(あれはなんていうのか)を前にしばらく思案したものの、調子に乗ってRCサクセションを3曲も歌ったと思う。いやはや。


『Moshi Moshi 04』なんてこんなのがあるんだ。くすぐられる。