現代田んぼ生活 辻井農園日記

滋賀県の湖北地方で完全無農薬有機栽培米の「コシヒカリ」と「秋の詩」と「みどり豊」を作っている辻井農園のブログです。安心して食べていただけるおいしいお米をつくっています。

「我が身を省みよ」苗代に苗箱をおろす(ムービー)

6時前に起きて犬の散歩に出る。苗代の水に薄氷が張っていたりする。movieでも苗代の左側の水面に最初のうち薄氷が張っているのがわかります。トラクタが動いたらバリバリと氷が割れる音がしていました。でもその薄氷が朝日に照されて、だんだん解けていくのもじっくり観ていくとわかります(笑)。


風がない。風がないうちに!と慌てて苗代に「日本晴」の苗箱を出す。作業前の意思の疎通ができていなかったので、出だしから作業が混乱する。父と母は一昨日の「コシヒカリ」の畝のつづきに並べようとしたのだが、僕は新しい畝(苗代の床)に「日本晴」の苗箱を並べたかったのだ。
movieにもそのあたりのことが最初の出だしのところで映っています。仕事というか作業というものは、“段取り八分”というように、打ち合わせや準備が大切なのだが、そこのところの出だしがうまくいかないと、いろんなところに影響が出る。movieでは声が聞こえていませんが、あれやこれや毎度のことながら喧嘩しながらの作業となっています(笑)。でもね、ちゃんと風が出ないうちにトンネルもできました。というかトンネルができたところで風が吹いてきたのです。これも水面の模様でわかりますね。
ま、動き出せば、父も母も仕事はよくわかっているので、三人ともほとんど口をきくことなく次々と仕事をこなしてトンネルの苗代が完成。


午後はテストもかねて畔塗りに出る。うーむ。このところの好天と風で、土がいささか乾き過ぎているが、なんとか塗る。このぶんなら水が少し湧いている湿田の方はちょうどいい具合かもしれない。


というわけで、一昨日(2日)のいささかグロッキー気味の苗代に苗箱を下ろした作業と今日のトラブルもちょっとあった苗箱をおろした作業のインターバル撮影movieを貼っておきます。一昨日の分は、種落とし(播種)でカメラの電池を消費したので、途中で電池切れとなってしまいました。今日の分の撮影では最初慌てていたのでしょうね、オートフォーカスが利いていてピントの被写界深度が動いてしまっていますね。やれやれ、というかなかなかうまくいきません。要するにインターバル撮影はフォーカスも露出もすべてマニュアルでやったほうがいいということなんでしょうね。


しかし、昨日今日とインターバル撮影movieを作っていて、何度も繰り返し観ているわけですが、何度観ても自分のだらしのない姿や動きに笑えてしまいます。コマ落としというか早送り再生ですから、全体として動きがコミカルでもあるのでしょうけれど、「我が身を省みよ」という格言・金言を噛みしめさせられつつ、それでも笑ってしまうのでした。