現代田んぼ生活 辻井農園日記

滋賀県の湖北地方で完全無農薬有機栽培米の「コシヒカリ」と「秋の詩」と「みどり豊」を作っている辻井農園のブログです。安心して食べていただけるおいしいお米をつくっています。

お隣の梅の開花と川の藻上げと『小さなユリと』

隣のうちの白梅

17日(土)
朝から雨。ふと気がつくとお隣の梅がいくつか咲いている。ふと鼻に届いた梅の香で開花を知らされました。目には自信があったのですが、このところ暗いところ、光が充分でないところで読書が辛くなってきていますし、小さい字にも辛くなってきていて、自信が揺らいできているのですが、これからは鼻に自信を持ちましょうか。いままで鼻が利くとおもったことは一度もなかったのですが。お隣の梅の香にやられました。


午前中は昨日の続きで苗箱につちを入れる。1トン分。
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午後は長浜市農業委員会主催の講演会を聴きに行く。岐阜県高山市上宝町の和仁農園の和仁松男さんの講演。和仁農園さんは全国米食味分析鑑定コンクール5年連続入賞という輝かしい成績なのだそうです。うーむ。強力なライバル。
あれこれその熱いお話や技術話をきき大いに刺激を受ける。うーむ。強力なライバル。
農業なので、その土地、その気候、その水や土に合わせた営農が大事なのはもちろんですが、百姓の性格、就農の時期や年齢、資本、作る作物や品種、家族の協力などなど、いろいろな要素があるわけで、同じような経営体はないと言えるのでしょうが、百姓はそれぞれが自営で経営者ですから、プランを持つこと、自分の理想や目標をもって取り組むことは、農業に限らずどんな仕事でも同じということを、改めて確認。思った通り、感じた通り、やるしかねーぜ、とロックンロール風に思ってみる。


18日(日)
午前中は下の田んぼの川の藻上げ。午後は新田の水路の掃除と水路の補修。と終日、農事組合の出仕事。


キースジャレットの『ケルン・コンサート』とレナード・コーエンの『オールド・アイディア』を交互に聴いている。『ケルン・コンサート』はともかく、初めて買ったレナード・コーエン。うーむ。すごい。これは歌なのか、朗読なのか。声もいいし、78歳とは思えません。CDについてきた歌詞カードは明日読むつもり。シンプルな音楽にレナード・コーエンが詩を朗読しています。うーむ。これはしかしあれだな、英語ができないと充分にはわからないかも、と思いつつ既に声と半分もわからない英語の朗読にはまってしまっている私。


そういえば。
僕のブログは更新するとツイッターでも紹介されるようになっているのだが、14日の「確定申告と黒田三郎の詩」をツイッターから読んでくださった方が、黒田三郎原作の“『小さなユリと』が大阪で上映中です。ぜひお子さんと。”とコメントを下さった。KotaroWajima氏。誰だろう?と思ったらなんと映画の監督さんではないですか。“なかなか関西で上映させていただく機会がありませんので、少し遠いかもしれませんがご都合がよろしければ是非ご覧いただければと思います。ブログ拝読させていただきました。『支度』。今の季節に相応しい詩ですね。心に詩を持つことを大切に思います。”とも。
ええ、私、映画監督から直々にお言葉をいただくのは初めてです(笑)。3月23日と30日かぁ。うーむ。なんといっても「心に詩を持つことを大切に思います。」ですからね。グッときているのですが。






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