現代田んぼ生活 辻井農園日記

滋賀県の湖北地方で完全無農薬有機栽培米の「コシヒカリ」と「秋の詩」と「みどり豊」を作っている辻井農園のブログです。安心して食べていただけるおいしいお米をつくっています。

大豆の播種開始と『コクリコ坂から』


六月尽。
朝から晴れる。迷っていたが、今年は生産調整の転作面積が多いし、早めに播種をはじめたほうが良さそうだと判断。今日を試運転の日とする。
午前中はトラクタに播種機(シーダー)を取り付け、新しく買った液剤散布機も組み立ててセットする。概ね、どのサイズもそろえたラチェットレンチが活躍し、きっちり組み上げることができた。ラチェットレンチは必要なサイズをそのつどホームセンターで買うようにしたので、セットで購入したわけではなくバラ買いである。だから買ったレンチをまとめて工具箱に入れられないので、ちょっと工具箱が散らかりがちなのだが、ちょっとまた考えます。
レンチやらドライバーやらプライヤーを使って、あれこれ農機具を触っていると、自分が優秀な百姓であるような錯覚に陥る。百姓は育て上げた農作物で勝負するべきものなのだが。

午後は昼食のあと15分だけ昼寝して、種の大豆やら元肥、乳剤の除草剤を準備して、父にも来てもらい大豆の播種をする。概ね順調に播種できた気がしています。
順調だったのですが、16時頃から雨が降り始めて途中で播種中止・・・。やられました。あんまり降ると除草剤が効かなくなってしまうのだが・・・。やられたぜ。


雨に濡れたので着替えて、ビールを買いに行く(笑)。そしたらコンビニで見つけました。ビールの横の「ジョニ赤」。ジョニーウォーカー赤ラベル。久しぶりに舐めてみたら、思いのほかスモーキーでビックリする。うん?こんなにスモーキーだったっけ?あはははははは。スモーキーでもうまい!スモーキー・ロビンソンにも乾杯(笑)。


朝、うちの奥さんが人間ドックをすすめてきた。百姓になって、もう何年もほとんど検診なんて、受けたことがない。だからたまに歯医者に行くと、笑いが止まらなくなって最悪の事態になってしまったりするのだろう。
人間ドックなんて、今まで受けたことないし、費用もそこそこかかるらしいし、「じゃあ、とりあえず」と、ビールを注文するような気楽さで「日帰りコース」をさらっと受けてみるかな、と申し上げると、もう何年も検診してないので、「一泊二日コース」を受けるように厳命されてしまいました。といっても人間ドックの予約はいっぱいで11月以降になるようですが・・・。奥さんによると、今年は人間ドック、来年は脳ドックを受けるべし、ということらしい。脳ドックというのも、初めて聞いたが、中学以来の我が脳の働きのお粗末さが解消できて、なんだか頭の中がスッキリするのなら、来年といわず今年にも受けてみたいところ(笑)。でも脳ドックとうのは、そういう誰もが希望するような検査ではない、という奥さんの話だった。
うーむ。


夜、次男と次女と三人で宮崎吾朗監督『コクリコ坂から』を観る。ロードショウで観て以来2回目。この映画を観ても宮崎吾朗監督のたたずまいというか気配があまり感じられず、脚本の宮崎駿の気配が濃厚なのが少し気になる。宮崎吾朗氏は、監督業を続けていくのなら、映画はジブリから出すし、プロデューサーは鈴木敏夫氏にするけれども、メインのアニメーターや声優は自分で探して来る方が、いいのではないかな。NHKのドキュメンタリー「ふたり『コクリコ坂・父と子の300日戦争〜宮崎駿×宮崎吾朗〜』」は観ていないんだけれども。