現代田んぼ生活 辻井農園日記

滋賀県の湖北地方で完全無農薬有機栽培米の「コシヒカリ」と「秋の詩」と「みどり豊」を作っている辻井農園のブログです。安心して食べていただけるおいしいお米をつくっています。

隣の田んぼのお百姓にずいぶんとはげまされることと落水


21日(火)
昨日あちこち水を入れたので、朝の田回りで止めて歩く。
午前中は畦畔の草刈り。午後も畦畔の草刈り。
先日、草刈りは一段落と書いたばかりだが、先日の雨で畦畔の雑草も勢いづいたのか、ぐっと伸びてきている。今度は稲刈りの邪魔になりそうな気配なので、稲刈りの近いところの畦畔の草刈りに出た。


それから5月の連休に田植えした「コシヒカリ」の田んぼの尻水戸を切って落水しました。昨夕、水を入れて今朝、水を止めたばかりだけれど、稲刈りに向けてあんまり田んぼが柔らかいと稲刈りも難儀しますから。ちょっと乾かしぎみにします。


日没過ぎまで草刈りしていましたが、ちょっと「コシヒカリ」の穂の色も黄色く色づいてきたようです。ありがたいことです。


草刈りをしていたら、隣の田んぼのお百姓さんが来られたので、しばらく田んぼであれこれ話をする。
「どうも稲も生きもんやさかいね、話したらんとあかんで。」
「ほうなんですか?」
「うん。よう実ってくれたな、ちゅうて声かけしたらんとあかんのや。わしもほんで田んぼでは、ようしゃべってるで(笑)。昔は、ようこうやって畔で百姓どおしが、一服つけながら、話をしてたんや。そういう話を稲はちゃんと聴いとったんや。」
「うーん、まあ、今はみんな機械に乗ってますさかい、話もできませんわな。」
「ほやろ。稲は何にも文句は言いよおらんけど、聴いとるんや。」
「あははは。確かになんにも不足は言いませんね。」
「ほや、不足は言いよらん。ほやけど自然のままに頑張っとるんやで、褒めて、感謝せなならんわな。ほれをやで、百姓はもうからん、もうからん、言うて、人間の方が不足ばっかり稲に聞かせてるようでは、稲もあんばいいかんわい。どっちみち百姓みたいなもんは、もうからんわい。ほやけど、楽しいやらんとあかん。喜んでな。」
「サラリーマンと違て、組織に属しているわけではないので、自由にできますわな。」
「ほうよいや、思い切りやったらええんやで。ざっと見てみ、この頃は農協の言うこと聞いてる百姓も少のなってると思わんか。自分で調べたり勉強して農業してる人が増えてるで。」
「みんな頑張ってやありますわな。」
「おまんも熱心にやってるけど、頑張らんせ。」
というわけで、大いに励ましていただく。



22日(水)
朝の田回りのあとは、作業所の整理と掃除。
稲刈りに備えて、作業所の中に乾燥機や籾摺り機、米選機などをセットして、米の乾燥調整ができるようにしなくてはならんのだが、ま、その前にざっと掃除から。
作業所の中はもちろんだが、ここのところ活躍中の畦畔の草刈り機もきれいにしてやる。
しかし窓は開け放したが、作業所の中の暑いこと!


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