現代田んぼ生活 辻井農園日記

滋賀県の湖北地方で完全無農薬有機栽培米の「コシヒカリ」と「秋の詩」と「みどり豊」を作っている辻井農園のブログです。安心して食べていただけるおいしいお米をつくっています。

米選機や色彩選別機を分解して掃除する


今日も風があって過しやすい。
作業所の整理など。米選機を二台、分解して掃除。色彩選別機も分解して掃除。籾摺り機も付けてある筒などを外す。明日、籾摺り機も分解して掃除する予定。
機械の分解って、まあ、説明書を見ながら、掃除の仕方を読みながら、やっていくわけですが、なかなか面白いんですよね。掃除も徹底的にやるぞ、って思うとこれも楽しくなるし。ところがコンバインやトラクタなんかになると、これはもう乗り物ですから、とたんに難しくなって、手に負えない部分も出てくるんですよね。


あ、例の金原瑞人雨月物語』読了。ま、雨月物語としては、もうひとつなんですが。少年少女向きですからいくつも他に雨月物語から触発された本が紹介されています。『陰陽師』や『ヤング・グッドマン・ブラウン』『エミリーにバラを一輪』『ボヴァリー夫人』『アンナ・カレーニナ』『白蛇伝』『ロミオとジュリエット』などなど。読んでないものも多い(笑)。『ボヴァリー夫人』『アンナ・カレーニナ』とか、読めるかな。うーむ。


数日前のほぼ日の「今日のダーリン」の文章の要約。

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気仙沼のおじいさんが、きっぱり言いましたっけ。
 「津波がどれだけ恐ろしいといったって、
  戦争のほうが何倍も恐ろしかった。
  つらいつらいと言ったって、
  戦争のときのほうが、ずうっとつらかった」
 ぼくは、それを聞いてて、
 簡単に「そうですよね」とは言えませんでした。
 目の前に津波の被害があるところで、
 「戦争のほうがつらいですよねぇ」なんて、
 旅人が言えるわけはなかったですから。

 でも、このことばは、あちこちで何度も聞いてました。
 戦争を体験した方々は、口々に、
 「あのときに比べたら」と、教えるように言いました。
 そうなのか、そうなんだろうなと思うと同時に、
 ずっと「どうしてなんだろう?」と考えていました。
 
 考えて、わかったようなことは言えないけれど、
 この「戦争」という文字を「人間」に置き換えると、
 ずいぶん怖さが実感できるような気がしました。
 
 たしかに、津波はある日一度襲っただけですが、
 戦争は、毎日続きます。何年も続いたりします。
 (人間がそれをやめないからです)
 津波のとき高台に逃げて助かった人がいたけれど、
 戦争は、隠れても探しだし、逃げても追いかけてきます。
 (人間は、そういうことができますから)
 しかも、追いかけてくるのは、敵ばかりではない。
 味方だと思っていた「正しい人たち」が、
 考えのちがうものを、探しだして吊るし上げてくれます。
 (人間は、そういうこともする)
 そんな日々が、ずっと続くのが戦争だとしたら、
 そりゃぁ「津波より恐ろしい」と言うのもわかります。
 
 津波が怖くないなんて、言ってるわけじゃないのですが、
 ほんとうに戦争は恐ろしいものなんだと思います。
 凝り固まった人間が、許さない人間が、
 じぶんの考える正しさのために、なんでもする‥‥。
 海は、翌朝、すっかり穏やかな海に戻ったらしいけれど、
 人のすることは、そうは行くもんじゃない‥‥。

人間のいいところも、たくさんあると知ってるからこそね。

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竹島やら尖閣諸島のことを踏まえてもある文章なんでしょうか。ま、糸井重里氏はもちろん戦争を知りませんから、謙虚に、注意深く、でも誠実であろうという姿勢で、いるように書いてあると思いました。


辻井農園のHPの方もちゃんとしなくちゃいけないな、とほぼ日刊イトイ新聞をたまに見にいくと、そう思わせられます。


で、久しぶりにのぞいたらなんと「ほぼ日&こども」という企画があるではありませんか。これはこれは。やられました。おもしろいです。僕の好みです。生々しい(?)子育ての現場を上品に切り取ってあります。・・・そう、思わされました。(いや、糸井氏は広告・宣伝のプロなので、いつも騙されないぞ、という意識は無意識のうちに働いているのですが、それでもうまく取込まれてしまうのです。48歳から53歳あたりの方は特にそうではないですか?って、根拠はないですが。)