現代田んぼ生活 辻井農園日記

滋賀県の湖北地方で完全無農薬有機栽培米の「コシヒカリ」と「秋の詩」と「みどり豊」を作っている辻井農園のブログです。安心して食べていただけるおいしいお米をつくっています。

「秋の詩」食味コンクールでほめていただく


今日は、先日書いたように近江米振興協会主催の「秋の詩」食味コンクールで優良賞をいただけることとなり、褒めてつかはす、ということになりましたので、大津まで農協のMさんに連れていってもらいました。
最終的に6人が褒めてもらったのですが、三次審査の食味官能試験では、最優秀、優秀に次ぐ優良賞ということでした。ま、それでも滋賀県にいるたくさんの農家の中から選ばれたわけですから、喜びたいと思います。米作りを教えてもらった父や母にはもちろん、おいしいと言って食べてくださっているお客様にも感謝しなくてはいけません。おいしいという声は、百姓にとって、なによりの励みだからです。
講評の中でも褒めていただいたのですが、今年は天候も味方してくれて、収量も食味も、滋賀県全体としてよかった、ということでした。
今回、辻井農園の褒めていただいたお米は菜の花を緑肥にした無農薬の有機栽培の「秋の詩」なんですが、基本的に同様に栽培している「コシヒカリ」もおいしいお米になっています。菜の花を緑肥にした無農薬有機栽培が認められたような感じがして、なんだかちょっと嬉しいです。
お隣に座られた同じ受賞者の農家さんは多賀町の方でした。少し話をさせてもらったのですが、「同じように作っても、うまくいく年も、いかない年もあるし、去年はぜんぜんあかんかったんやしね、ま、今回もたまたまなんやろうね。ホンマに百姓は毎年一年生やわ。」とおっしゃっていました。もちろんしっかりした栽培の基本技術があった上での話なんでしょうけれど、工場でつくる工業製品のようには農産物はいかないのです。


連れていってくれた農協のMさんが表彰式の様子を撮ってくれたのですが、ええ、賞状をいただく私の姿がなんだかとても慇懃で笑えますな。別に額縁も一緒にいただきました。
表彰式は近江米品質向上推進会議の中で行っていただきましたので、その後は講演が五つほど。24年産の総括や滋賀県が研究開発した新品種「みずかがみ」についてなど、お勉強もしてきました。


来年度の米作りも精進いたします。どうぞ辻井農園のお米をご贔屓によろしくお願いいたします。とまあ今日は宣伝モード全開で書き記しておきます。