現代田んぼ生活 辻井農園日記

滋賀県の湖北地方で完全無農薬有機栽培米の「コシヒカリ」と「秋の詩」と「みどり豊」を作っている辻井農園のブログです。安心して食べていただけるおいしいお米をつくっています。

新しいルーターとLINEと去りゆく選手


27日(木)
晴れる。が寒い。終日、大豆を色彩選別機にかけて農協へ出荷。
これで年内の大豆の選別は終了にする。続きはまた来年だ。


夕方、電気屋さんへルーターを買いにいく。
買ってきたら、近所の農家から、今、○○で飲んでるンやけど、出てこんか、と電話がかかってくる。彼はすでにアルコールは回っているようだが、断る理由はなにもない。


28日(金)
曇り時々雨。
昨日買ってきたルーターを繋いでみる。
iMacには有線でつなぎ、iPhoneや子ども達のゲーム機には無線でということにしました。
ルーターを買い替えると、ネット接続できるまでが、あれやこれやいろいろさせられますが、・・・。アップルのAirMac Extremeみたいに、繋げばあっさり接続されているということにはなりませんでしたが、ま、電源の入れ直しなど、書いてある通りに順番に、ゆっくりやり直したら、すんなり繋がりました。無線LANも書いてある通りやれば問題なし。30秒ほどで接続。僕がマニュアルを見ながらやっていると、次男がPSPを持ってきて、ゲーム機用のマニュアルを探し、僕の肩越しに自分でスタスタと接続。マニュアルが冊子でなく、大きな一枚ものになっているので、なんとなくわかりやすいかも。
買った無線ルーターは「すべての機器で超高速通信!飛距離も速さも追求!」という謳い文句です。次男にPSPどう?速くなってる?電波、強くなってる?と尋ねると、ニンマリして頷いておりました。


ルーターJoshinで購入しました。なんですね、えー、パーソナルなコンピュータについては、そこそこ普通の素人なりに、わかっているつもりでしたが、10年ぶりぐらいに無線LANの売り場に立ってみると、ああ、もう自分が取り残されている、という感じを強くしましたな。Macが昔からLANが得意だったこともあって、電気屋の店員さんには負けないくらいの知識があった時もあったのに、もう、今では何がなんだか。無線LANでテレビと繋がるということがしきりに書いてあるのだが、これがよくわからない。もう最近はわからない時には、わかる人に尋ねる、ということに何の抵抗もなくなって、「あ、スミマセン、ちょっと。」と通りかかった店員さんに声をかけ、手招きする。「このテレビに繋がるというのは、どういうことなんですかね?これってパソコンでもテレビが観られるんですか?それと11n/a & 11n/gという表示も、なんなんです?」などと聞いてみる。
この店員さん、11n/a & 11n/gについては不得手だったようで、ちょっと待ってくださいね、と奥へ聞きに行っておられました。テレビについては、パソコンでテレビが観られるんでなくて、テレビがネットに繋がってYouTubeが観られたり、Googleで検索できたりするようになるそうです。なるほど。でもそんなことを家族がいる居間のテレビではしたくない。


LINEって、みなさん、ご存知?
僕は全然知らなかったのだが、iPhoneだろうとAndroid だろうと端末を選ばず、しかも無料で通話やメールができるようなアプリみたいです。
一昨日だったか、次男がiPod touchを買ってくれい、と言ってきたのでありました。次男の言い分では、みんな持ってる、と言うのでありますな(笑)。次男の言い分ではクラスの半分くらいは携帯だのiPod touchだのを持っているというのだ。ま、この時点で、みんなが半分くらいになったわけだが・・・。長男と長女には高校生になった時に携帯を買い与えたので、次男にももうしばらく待つように言って、僕の古いiPhoneを自由に使ったらいい、と与えたのでありました。しかし、しばらく触っていましたが、LINEが使えん、と不満顔で言ってきます。なんじゃ、それ?と尋ねると、あやふやながら説明してくれました。どうも中学生たちは自由に話をする時には、無料で便利なLINEを使っているようなのですな。ま、クラスの数人がそんなもので話をしていると聞けば、疎外感を感じてしまったのでしょうか(笑)。本来は電話番号のついているiPhoneじゃないとLINEは使えないのだが、Facebookに登録すれば、iPod touchでも使えるようですな。


さて、どうしたものかと思いましたが・・・。冬休みで家に帰ってきた大学生の長女に、あんたLINEって知ってる?と聞くと、使こてるで、もうみんなLINEやで。とのこと。うーむ。そうであったか。
そこで次男が小学校の時からのスポ少の野球友達でもあり、今も同じ野球部のR君はどうなのか、と。Rも持っとるん?と次男に聞くと「あそこは家が厳しいで・・・、持ってやんせんけど・・・。」まあ、なるほど、ちゃんとそういうこともわかるようになってきているのだと安心もして、うちも厳しい家ということにする。で、iPod touchは見送り、携帯電話は高校生になったら買い与える、ということにしました。うーむ。うちもあそこは家が厳しいで・・・、と、近所の中学生に言ってもらえるような家にならなくては(笑)。


26日の読売新聞のコラム「編集手帳」の最後の段落に島田修二


    肩を落とし去りゆく選手を見守りぬわが精神の遠景として 


という歌が紹介されていた。「勝者よりも敗者のなかに、いつも自画像が見つかるのはなぜだろう。」と編集手帳氏は書いているのだが、今朝テレビで松井秀喜の記者会見をたまたま生中継でみる。もちろん松井選手は敗者ではない。野球選手としてエリート中のエリートだし、日本のプロ野球でもメジャーリーグでも大活躍した。記憶に残る選手である。でも、この二、三年は年齢とケガに苦しんでいた。
わが精神の遠景はたくさんあるのだが、今朝の松井秀喜の、眼に涙が浮かんでくるのを強い気持ちで押さえつけるようにしてゆっくり落ち着いて話をする、あの姿もとても立派だと思いました。藤沢周平の小説に出てくる武士のようだと。質問する記者はもっと勉強してきてから質問しろ、と思いましたが。


辻井農園のHPに載せている田んぼの周辺の生き物たちの写真をスライドショーにしてみました。ま、なかなか思い通りにはいきませんが。クオリティを720PHDに上げてどうぞ。