現代田んぼ生活 辻井農園日記

滋賀県の湖北地方で完全無農薬有機栽培米の「コシヒカリ」と「秋の詩」と「みどり豊」を作っている辻井農園のブログです。安心して食べていただけるおいしいお米をつくっています。

尻踏みの日々と


10日(金) 新月 月齢0.1 旧暦4/1
朝のうち晴れ間もあったのだが、午後は雨になる。
午前中は代かき前の田んぼの畦畔や小麦の畦畔の草刈り。カラスノエンドウが盛り上がってるぜ(笑)。
午後は尻踏み(仕上げの代掻き)に出る。


11日(土)
朝から雨。午後はやんで晴れるのかと思ったら16時ほどまで雨が降る。いやはや。
で、終日、尻踏み。トラクタにずっと乗っていると、腰や足が痛くなる。
午後は中学校の授業参観だったようだが、朝、次女から「お父さんはこんでいいし。」と釘を刺されたので、奥さんだけがいく(笑)。いや、別に行ってもいいのだが、尻踏み作業がけっこう急がねばならなくなってきたので、授業参観はパスさせていただいた。

12日(日)
ラジオでは結構な範囲で濃霧注意報が出ていたが、このあたりでは霧こそ出ていなかったが、雨上がりで、風がなく、晴れて気温が下がったので、麦の穂なんかに露がびっしりとついて、朝日に露が輝いていた。



終日、尻踏み。トラクタのドライブハローで尻踏みをするのだが、結局、最後はトラクタを田んぼからあげてから、馬鍬をもって田んぼに入り、手作業で田んぼの高低の気になるところを直している。
水田は均平でなければならないのですが、きちんと均平にするのは思いのほか難しいものです。トラクタは数百万円しますし、ドライブハローは百万円ほどします。そんな高価な機械を使っているのに、そんな機械を使ったあと、田んぼの外に出して、昔ながらの馬鍬をもって田んぼに入るなんて、もったいない、というか宝の持ち腐れで笑われるだろうとは思うのですが・・・。
昔読んだ村上春樹の『中国行きのスロウ・ボート』の中の「午後の最後の芝生」の主人公は、芝刈りする時、ざっと芝刈り機で仕事をして、その後、手作業で隅なんかを丁寧に刈るんです。馬鍬で、田んぼをきれいに均していると、いつもこの短編小説のことを思い出します。


夜は寄り合い。


撮影している画像の99%はiPhoneです。ま、相変わらず、逆光にはすこぶる弱いのですが、近寄って撮るコツを覚えてからは大きな不満はないのだが、時々、ズームが欲しいというか、望遠で撮ってみたいという気になることがある。我慢できないことはないのだが。
となると、キヤノンPowerShot N」がほしくなるのでありました。iPhoneをいつもポケットに入れておくように、PowerShot Nをいつも首から下げておく。というのも悪くないような気になっているのでありました。


明日は、田んぼに直播きをする予定。