現代田んぼ生活 辻井農園日記

滋賀県の湖北地方で完全無農薬有機栽培米の「コシヒカリ」と「秋の詩」と「みどり豊」を作っている辻井農園のブログです。安心して食べていただけるおいしいお米をつくっています。

3連休のあれこれとアオダイショウ

13日(土)
次男の野球部の合宿が始まるということで、朝、お米や野菜を受取りにいく。
午前中は、配り物各種。


午後は微量要素肥料をまく。


夜は合宿の様子を見にいく。夕方豪雨になったりして、とても自転車で公民館までこれそうにないので、車で迎えにいったりする。お母さんがたが張り切ってくださって、夜の食事のカレーライスも大変おいしかったです。
僕は田んぼにいて、観られなかったのだが、次男が今日の練習試合に使ってもらって、二本ヒットを打つなど活躍したと聞かせてもらって大変うれしくなる。


14日(日)
地域の総出の草刈り。蒸し暑い。
お昼は懇親会となり、2時間ほど飲みながら弁当を食べて懇親。飲みすぎて午後は仕事にならず。


15日(月) 海の日
終日、畦畔の草刈り。


お昼にFBに以下のような書き込みをしました。


さっき、草刈りして帰ってきたら、奥さんが、「ちょと、ちょっと」と声を落としていうので、何事か、と思ったら、どうも玄関の土間にアオダイショウが入り込んだので、捕まえてほしい、という事でした。
もちろん私も田舎育ちですから、子供のころにはヘビのしっぽを捕まえて遊んだことはあります。振り回したこともあります。
そうやって遊んだ因果か、最近はめっきりヘビに弱くなってしまって、田んぼでヘビを見かけるとドキッとするし、まして草刈り機で引っかけてしまうとドキッ!ドキッ!とするのです。
足や手がないのに思いのほか速く動くのがいけないし、あのうろこの感じも冷たそうな眼でじっと見つめるのもいけません。
話を聞けば150cm以上はありそうなアオダイショウだそうです。最初に見にいったときは、下駄箱の下に隠れてしまっていましたので、「しばらく様子をみよう」と部屋に戻ってお茶を飲んでいると、また呼ばれて、いってみると、頭だけ見えていました。間違いありません。あれはアオダイショウ。
「しばらく様子をみよう」とまた部屋に引き上げてきました。
だいたいうちの奥さんも田舎育ちですから、子供のころ、ヘビのしっぽを捕まえて遊んだことがあるそうです。それなら自分で捕まえて、外に出してほしいところなのですが・・・。


どうも玄関の灯のうえに最近ツバメが巣を作って子育てしているので、それを狙いに来たのではないか、という奥さんの推察です。




さて。
続きと結末。




しばらく様子をみてみることにしたのだが、そこへ父が登場。父はアオダイショウをみつけると、「おい!」と一喝?して、パチン!と手を打ったりするものだから、アオダイショウはまた向きをかえて下駄箱の下へもぐり込んでしまった。やれやれ。しかし父も「おい!」はないだろう。「おい!」と呼びかけてもアオダイショウに返事は期待できない。さらにパチン!と手を打ったりする行動もどうなのか。昭和一桁世代のすることは、なかなかどうして、趣深い。
奥へ隠れてしまったので「もうしばらく様子をみよう」ということにして、部屋に戻ってお茶を飲んでいたら、野球の練習を終えた次男とその友達がワイワイと帰ってきて、玄関から上がってくる。アオダイショウのことを話したが、「ほうなん?」と一向に期待するような反応がなく、土間から上がったところで、ワイワイと話しつつiPadでゲームを始めて、相変わらずワイワイやったりゲラゲラ笑ったりしている。
私も次男や次男の友達の前で無様な姿は見せられない。「しばらく様子をみよう」と部屋に戻ってお茶を飲もうと思ったが、私もいつまでも部屋でお茶ばかりも飲んでいられないので、あとのことは奥さんに託して、午後の草刈りに出たのでありました。
夕方、帰ってきたら家はしんと静まり返っている。次男たちはどこかへ遊びに出た由。奥さんにアオダイショウのことをたずねると、その後、姿を見ていない、という。下駄箱の下を思いきってのぞいてみたが、姿が見えない。まさか、土間から上へ上がってきてはいないだろうな。一抹の不安がよぎる。しかし、もはや、私にできることは一つだ。「しばらく様子をみよう」
そうこうして、奥さんが庭の花々に如雨露で水をやっていると、またもや「ちょっと来て!」と呼ばれる。あわてて外に出てみたら、奥さんが固まっている。さっきのアオダイショウが花のプランターの脇からスルスルと出てきて、グリーンカーテンを作っている朝顔とゴーヤのプランターの方へ行ったというのだが、すでにアオダイショウの姿はどこにもなく、夏の蒸し暑い夕暮れ、そよりとも風が吹かないのに、ゴーヤの黄色い花が揺れているばかりなのであった。
ちゃんちゃん。

まったくしまりのない結末だが、以上である。