現代田んぼ生活 辻井農園日記

滋賀県の湖北地方で完全無農薬有機栽培米の「コシヒカリ」と「秋の詩」と「みどり豊」を作っている辻井農園のブログです。安心して食べていただけるおいしいお米をつくっています。

事務仕事とコウモリの飛ぶ夕暮れ


猛烈に事務仕事。いや、それほど猛烈ではないかも。オー、モーレツ!と昔CMがありましたが、あの程度の猛烈です(笑)。って、若い人には通用しないか。もう40年以上前のCMですな。知っている人は、時の流れの速さを実感すること間違いありません。あなたも私も、歳をとりました(笑)。


猛烈な事務仕事。要するに田んぼの生産記録の整理なのだが、・・・。
えーっ、私は、田んぼ仕事の記録をつけることは、わりと几帳面に、真面目に、正確にやっておるのです。だいたい毎日コンピュータの前に座りますから、Appleの「カレンダー」という付属ソフトを使って、1日の行動を振りかえって記録します。この「カレンダー」という付属ソフトは入力がとてもしやすいんです。
これを記録していると、データベースソフトのFileMakerに読み込ませることができるんです。ちょっと僕の研究不足で、一度に複数枚の田んぼ仕事をすると、手作業でそれを分けてやらねばならないので、完全に自動でそのままとはいかないんですが。でもAppleScriptで読み込ませると、まさにデータベースになるんですな。


ところが今年は、その手作業で複数枚の田んぼ仕事を分けるという作業をしていなかったので、時間がかかるというか、とりかかるのが億劫になってしまったわけです。
ところがなんと、FileMakerに読み込む前の「カレンダー」のデータの段階で、田んぼの名前で検索をかけると、その田んぼの作業履歴がずらずらと並ぶということに気がつきました(笑)。いまさらですが。
これで俄然、やる気が出てきて猛烈な事務仕事をこなしたということです。いやはや。オー、モーレツ!


あとは集金したお金の整理と記帳なども。


うちのコンピュータは、もう五年ほど使っているiMacですが、わりとさくさく今でも動いています。でもここ三ヶ月ぐらい、いや、もっとか、ハードディスクがグルグル回って、どうもコンピュータの反応が極端に悪くなる症状が時々出ていて、気になっていた。最初はTime Machineが後ろで保存をしているのかと思ったりしていたのだが、どうもそうでもないことがすぐにわかって、なんだろう?と長らく思っていたのだが、(ディスクの容量の問題かとも思って新しく大きなHDも買ってはみたのですが、あまり大きな効果なし)、で、どうもiPhotoのフォトストリームではないかと、やっと気がつきました。ディスクの動く様子をアクティビィティモニタで見ていたら、iPhotoが盛んに動いていることがわかったのでした。なるほどフォトストリームかぁ。要するにiPhoneで撮ったり、MacOS X に取込んだ画像を後ろで自動でクラウドに保存してくれる仕組みで、とても便利なんだが・・・。僕の場合、たくさん撮って、たくさん捨てるのならいいのだが、たくさん撮って、少し捨てるという現在の撮影スタンスなので、画像や動画がどんどん溜まっていっているからなぁ。まあ、しばらくフォトストリームを切って使ってみようと思います。


ああ、でも原因がフォトストリームならいいんだけど。



iTunesから、グールドの弾くバッハの「平均律クラビーア曲集」が流れてきた。ああ、なんでこんなにグールドの弾く平均律はいいんだろう。たまらん。
正方形とか長方形とか菱形とかを重ねて積み上げたような、しっかりと構成力があるのがバッハの書く曲だとすると、グールドは、その正方形とか長方形とか菱形とかを、ゆっくり緻密に、でもペンの手書きの線で、書き上げたような演奏なのではないか、と素人ながらに思っている(笑)。たまらん。カッコいい。美しい。
ピアノの発表会で平均律でもゴードルベルグでも、最初のハ長調やアリアでいいから、グールドのように弾いたら、とてもカッコいいはずなんだが、難しいのだろうなぁ。うーむ。
二人の娘にバッハを弾け、と何度か言ったのだが、とても歯が立たぬようなのでありました。南無。


松下明弘『ロジカルな田んぼ』(日経プレミアシリーズ)読了。示唆に富んだ話でした。これはもう再読せねば。


夕暮れに、ご近所に配り物をしていたら、コウモリが何匹も飛んでいた。蚊柱が立ったりするような蒸し暑さだから喜んで飛んでいるのだろうが、あいつら、しかし、昼間はどこで昼寝しているんだ?近所に洞窟らしきものはないんだが・・・。
まあ、しかし、コウモリの飛ぶ夏の夕暮れを歩くのも、悪くない。