現代田んぼ生活 辻井農園日記

滋賀県の湖北地方で完全無農薬有機栽培米の「コシヒカリ」と「秋の詩」と「みどり豊」を作っている辻井農園のブログです。安心して食べていただけるおいしいお米をつくっています。

溝をつなぐこととひこにゃんと終日雨のこと


今日は朝から雨なのかと思っていたが、どうもあまり降らない気配。で、朝のうち、お米の発送などをあれこれして、すぐに昨日父が切ってくれた小麦の圃場の溝を繋ぎに出る。
昨日の午後から雨だったので、午前中に父が切ってくれた溝に雨水がたっぷり溜まっている。で、それを尻水戸まで繋いで、しっかり排水できるようにスコップで溝を切ったり、繋いだりしました。
溝を繋いで、尻水戸につなぐと、溜まっていた水がドドドドドッと流れていくのでありました。きもちいい〜!


お昼過ぎからは、動力散布機の点検。それから農協やら郵便局に行って、振込やら通帳の整理。
それから大豆の圃場の畦畔の草刈りにでる。4時まで草刈りしていたら、雨が降ってきた。今日はここまでにする。


そういえば、郵便局に寄った時、ひこにゃんの切手と手ぬぐいのセットがあったので、1800円もしたが、購入。フレーム切手は5000部しかないのだとか。あたしゃ、ひこにゃんはかわいいとは思うが、別にグッズを集めているわけではないのだが、手ぬぐいには、いささかこだわりもあり好きなんですな。そんなこんなで購入を決意。郵便局の職員さんもなんだか喜んでおられた様子。
この秋から冬、ひこにゃん手ぬぐいを首に巻いて田んぼで仕事する、オシャレでカワイイ百姓といえば、僕のことです(笑)。そこんとこヨロシク。





25日(金)
朝から台風と前線の影響で雨。昼前には大雨警報が出たが、ありがたいことにびっくりするような雨ではない。ような気がする。いや、とはいえしっかり降っていますが。


午前中はお米の精米など。
午後は夜の寄り合いに備えて、皆さんにお配りするレジュメを作る。
レジュメと云えばよく思い出す。学生の頃、ある女の子が隣の女の子とおしゃべりしていたのを聞いていたのだ。
「私がね、レジメを作らないといけないの、ってお父さんに話したの。そしたらね、お父さんが、レジメじゃないよ、レジュメ。レ・ジュ・メ。フランス語だよ、って教えてくれたの。」
30年経っても忘れないんだから、強烈な印象を受けたんだと思います。


しっかりレジュメを作ったおかげで、夜の寄り合いはスムーズに流れました。


アサヒビールの「冬の贈り物」がなんだか美味い。


実は、今日は、うれしいことが二つあった。両方とも百姓として、というか、米づくりのなかで、というか、2013年産のお米に関してのこと。
途中経過なので、まだ発表はできませんが・・・。って、発表することか?(笑)
百姓になって丸々9年。来年度は10年の節目です。いいお米を作りたいです。って天気次第ですが(笑)。
百姓になって、辛いことも楽しいことも嬉しいこともありましたが、 この9年、そういう感情の振幅の激しいときに、一番よく聴いたのは、バッハです。たぶん。
グールドの「平均律クラビーア曲集」と「ゴールトベルグ変奏曲」。(ああ、こんなこと書くと、とても上品な人間のように見えそうですな(笑)。)
平均律の第1巻BWV 846 前奏曲 - 4声のフーガ ハ長調にしても、ゴールドベルグ変奏曲の最初のアリアにしても、出だしの5秒程で、ぐっと引込まれるのだが・・・。


今日は終日雨、というような天気であったが、ちょっと嬉しさを押さえきれずに、グールドのゴールトベルグ変奏曲を大音量で鳴らしながら40分ほど、雨の中をドライブした。もちろん、グールドの鼻歌に負けないくらいの鼻歌を歌いながらである。