現代田んぼ生活 辻井農園日記

滋賀県の湖北地方で完全無農薬有機栽培米の「コシヒカリ」と「秋の詩」と「みどり豊」を作っている辻井農園のブログです。安心して食べていただけるおいしいお米をつくっています。

午後から青空になったことと山田風太郎『人間臨終図巻』



朝、いつもの犬の散歩につきあって田んぼ道を歩こうとしたら、膝下まである長靴がふかぶってしまって、長靴に雪が入りそうだったので、断念。積雪は40cmはあったはず。ってあんたの膝下は思っているほど長くないかも。


もちろん、朝から雪かき。奥さんもせっせと雪かきをしてくれている。というか、ご近所中、みんな雪かきしている日曜の朝なのでありました。


あ、思い出したが、犬の散歩から帰ってきたら、ご近所の奥さんが車の前輪を溝に落としてしまって車が動かなくなっていた。「どうしたらいいんでしょう」って言われてもねぇ。ジャッキアップしてタイヤを持ち上げれば簡単なんだが、タイヤの下にもボディの下にも全然隙間がなく、ジャッキを差し入れるスペースもない。仕方がないので、タイヤの下や前に板を何枚か差し込み、ハンドルを切りながら前進してもらい、僕が後ろから押すというシンプルな方法をとって脱出。大変喜んでいただく。


午前中に年賀状をごにょごにょやって、投函。いやはや。イメージはずいぶん前にできてはいるのだが、いつもぎりぎりにならないと取り掛かれない。ま、いつものことだが。


お昼前から、晴れて青空が広がり、お照らしがあって、雪がどんどんとけてきた。ありがたい。
で、作業所の庇から落ちてきた雪を裏の川にどんどん捨てる。


午後は、昨日の夜の寄り合いの整理。欠席者の方の分の文書もまとめて、あちこち配りに歩く。そういうことをして机周りの整理整頓がしたいのだが・・・。なかなかね。


山田風太郎という作家は、名前しか知らなくて、読んだことがなかったのです。昔、80年代前半の『ミステリマガジン』に山田風太郎は、忍法帖云々というタイトルのコラムを毎月巻頭あたりのカラーページで載せていたのを、時々読んでいたぐらいで、忍法帖シリーズも、魔界転生シリーズも、何一つ読んでいないのですが、読みはじめました。『人間臨終図巻』(徳間文庫)。以前、高橋源一郎が「分厚い本ですけれど、とても面白い、楽しめる、すごい本です。」というような紹介をしていました。僕の持っている徳間文庫のは4冊に別れています。読みはじめたのですが、これはたぶんすごい本です。まだ四冊のうちの一冊目の途中までなので、具体的にどうこういう段階ではありませんが、すごい本の匂いがします(笑)。いつ読了できるのか、時間がかかりそうで心もとないのですが。


若いときは、読み出したら一気呵成で、わりと早く読めたのですが、もう、ぜんぜん、あきません。集中力も続かなくなってきて・・・。ま、仕方ありませんな。
この分だと、私の寿命も考えると、生きている間に、どれだけ本が読めるか、なんとも寂しくなります。とにかく書店には本があふれているわけで、何を読むかはもう少し吟味していく必要がありますな。