現代田んぼ生活 辻井農園日記

滋賀県の湖北地方で完全無農薬有機栽培米の「コシヒカリ」と「秋の詩」と「みどり豊」を作っている辻井農園のブログです。安心して食べていただけるおいしいお米をつくっています。

畦畔の草刈りと作業所の掃除とCDの再取り込みと若きグールドのことな


23日(土)
午前中は、畦畔の草刈り。
午後は、お昼寝をして、さて、と田んぼに出たら雨になった。いやはや。


全日本の女子バレーをここ数日やっていてときどき見てたのだが、なかなか調子が良くて、今日は決勝戦というか、金メダルをかけてブラジルとの試合だった。ここ数日は連戦連勝で二位は確定なんだそうだ。なんでも「ハイブリッド6」という新戦術が機能しはじめたと解説者が話をしていましたが、今日のブラジル戦は、さすがに通用していないようでした。それにしても「ハイブリッド6」って、なんなんだ?
でも次々と若い強力な選手が出てきていますね。


24日(日)
午前中はお米の精米など、それから畦畔の草刈り。
午後は作業所の掃除。


もう何年か前になるのだが、コンピュータのハードディスクがオシャカになった。これは中のデータも、当然、読めないかも、とぎくりとしたのだが、ドキドキしながらハードディスクの復旧ソフトを使うと、なんとかおおむね元通りになったのです。ところが、iTunesのデータは、一部が元に戻らず消えてしまったり、曲の後半だけ無かったり、というようなことになってしまった。全部一律に同じ症状じゃない、というのも困ったものなのだが、どうだろう1/10ほどが、そういうことになってしまったのでした。まあ、慣れ親しんだ曲だと気にはなるんだが、最近は音楽を聴くといっても、BGMのように聞き流すようなことばかりになりつつあったりして、ずっとそのままになっていたのです。
で、先日から部屋の掃除の時にCDの棚の奥まで、掃除することにしたので、CDを取りだしつつ、おかしくなったものは確認してiTunesに再取り込みをやりはじめた。
再取り込みをずっとしたかったビリージョエルのベスト盤は、どこにいってしまったのか、見当たらないのだが(笑)、そんなことをしているうちに、スティービーワンダーの『Jungle Fever』やBeach Boysの『Surfer Girl』、それからストーンズの『Exile On Main Street』をまだiTunesに入れていないことに気がついたりする。『Jungle Fever』は1991年のアルバム。大好きだったな。声が伸びやかだし、サウンドも明るく気持ちよく仕上がっています。一曲目の「Fun Day」からしてが、とってもいいじゃなか。しかし今まで気がつかなかったのが不思議だ。何年ぶりに聞くことになったのだろう。たまには掃除もして、整理整頓してみるべきですな。それにしてもビリージョエルのベスト盤はどこへいったのだろう?


25日(月)
午前中は、締切をすぎた提出書類を慌てて書いて農協へ提出。やれやれ。締切をすぎても提出してないのは、僕だけではなかったようだが、農協も書類をまとめて市や県に提出しなければならないので、早く出すように催促されているのです、とおっしゃっておられました。ま、そうでしょうな。
しかしながら、なにからなにまで、こんな有り様で、私もいい歳なのに、情けないとは思いつつ、思えば、小学校の時から、こんなことだったなぁ、としみじみ思い返している、今日この頃。


そういえば、農協で対応してくれた職員さんは、どうも新人さんらしく、初めて話をする若者でした。自分の机で書類を作って、ちょっと離れたプリンターへ取りに行く動作も、なんだかぎこちなく、カクカクした動きだし、提出した僕の書類を受取ってくれた後も、僕に質問しながら書類をチェック、「はい、確かに内容を確認して、承りました。」というたぶんマニュアル通りのお返事。すべてが初々しいじゃないか。すばらしい。若い人の、初々しく、一生懸命な姿は、本当にいいものですね。


昨日の続きでCDの再取り込みの話。
グールドのモーツァルトピアノソナタを弾いたCD4枚組のセットを持っている。たぶん1990年頃(?)、えーっと滋賀県の長浜にもCDが普及してレコード屋さんがCDショップになっていった頃だと思うのだが、うーむ、記憶はあいまいです。その頃長浜の「Can's」の小さなレコード屋さんでグールドのCDをよく買っていたので、たぶんその頃に買ったんだと思います。CDが出始めというか、どんどんレコードからCDにかわりつつある時代だったので、そこそこの値段だったと思いますが、ソニーからグールドのレコードがどんどんCDになっていって、それを買っていました。
今ならとても新品のグールドのモーツァルトピアノソナタ集CD四枚組なんて、買えないけど、当時は小遣いも余裕があったのかもしれぬ。
それはともかくグールドの弾くモーツァルト。悪くないんだけど、というかいいんだけど、どこか、何か、これはひょっとしたらモーツァルトとは違うんじゃないかという、変な感覚が残ってしまう(笑)。バッハを弾くグールドなら、もうこれしかない、っていう感じなんですが。というか、グールドを聴いてしまうと、グールド以外のバッハは甘っちょろい感じがして、なんか落ち着かないんだなぁ。


と、書きつつ、動画はグールドのバッハです。Bach: Keyboard Concerto #5 In F Minor。1957年9月11日の録音だそうです。デビューアルバム、最初のゴールドベルグ変奏曲が1956年ですから、あと2週間ほどで25歳になろうかという、デビューしたての、若きグレン・グールドです。