現代田んぼ生活 辻井農園日記

滋賀県の湖北地方で完全無農薬有機栽培米の「コシヒカリ」と「秋の詩」と「みどり豊」を作っている辻井農園のブログです。安心して食べていただけるおいしいお米をつくっています。

北風と落ち葉とお客様の声


この三連休は、北風が吹いたり、時雨れたり、桜の葉が色づいて落葉し始めたり。滋賀県湖北地方は、すっかり晩秋の気配です。


時雨(しぐれ)つながりで、田中菊雄という1936年初版の『岩波英和辞典』の編者についてのコラムを読む。
時代が違う、といえば、時代は違うのですが、じゃあ、この当時田中菊雄と同じように向学心をもち、努力した人がどれほどあったのか。現代でも、というか、いつの時代でも、いくつになっても、向上心、向学心は大切だと思うが、自分自身のことを考えるとき、働きながら学び続けることの難しさをつくづく思い知らされます。


農園のホームページの「お客様の声」を更新。サーバーの履歴なんかを観ると、最初のホームのページやお米のページにはすこしかなわないのだが、この「お客様の声」のページにも、たくさんの人が訪れてくださっているのがわかります。僕もネットから物を買うときには、ユーザーの声は気になったりしますものね。
ずっとさぼって更新しないままだったので、ほとんと一年ぶりの更新。一年間のお客様の声を一気に書き込みました。
ありがたくも、うれしい言葉の数々。こうして、個人でお米のネット販売をしていると、普段はお客様の顔が見えませんから、さまざま不安になったり、心細くなったりすることもあるのですが、こうして、メールや電話等で、ご注文をいただいたり、食べた感想等を寄せてくださったりすると、本当にありがたく、何度も繰り返し読んでしまったりしています。


「辻井さんところは、なんでネット販売なの?対面販売はしないの?お客さんと顔を合わせて、言葉を交わして、売るのが一番いいよ。」と農家の仲間から言ってもらったりするときもあるのです。対面販売といっても、ずっとお店で待っていることはできないわけですから、イベントなどへ持っていって販売というのことになったり、地元の直売所などへお米を持っていって並べたり、ということなんでしょうけど、なかなか、頭の中でイメージがうまく結べなかったりしています。


この一年間で、北海道や九州のお客様が少し増えました。辻井農園は送料を15kgまでの一個口で全国一律600円にしていますので、遠いところからもご注文をいただきやすいのではないかな、と思っています。私の経験でも、送料が入ると、思いの外、総合計の金額が大きくなってしまっているなぁ、と感じたことが多いので。アマゾンとか大手は送料無料が当たり前みたいになっているので、感覚としては、余計にそう思ってしまうことがありますね。
あとは、これは何度も書いていますが、玄米や五分づき、七分づきなど、分づき米の注文の割合がぐっと増えています。玄米と白米だと、ビタミン類がずいぶん違いますからね。玄米だとちょっと食べにくくても、三分づき、五分づきにするだけで、ぐっと食べやすくはなります。糠が残っているということなので、少しご飯の色は、黄色く見えますが。
お米の保存についても、白米より玄米で保存したほうがいいので、玄米食の方だけでなく、近くに精米機がある方、もしくは家庭用の小さな精米機で、少しづつ精米して、精米したての白米を炊飯しておられる方も、玄米でご注文をいただいているようです。


新米を発送し始めると、今年のお米の味が気になります。26年産は今のところ大変好評で、ありがたくうれしいです。安心して食べていただけるおいしいお米です、と自信を持ってお勧めしております。


まだ辻井農園の26年産の新米をお試しくださっていない方は、どんどん、じゃんじゃん、ご注文くださいね。よろしくお願いいたします。


と、まるまる宣伝モードの本日のブログです。