現代田んぼ生活 辻井農園日記

滋賀県の湖北地方で完全無農薬有機栽培米の「コシヒカリ」と「秋の詩」と「みどり豊」を作っている辻井農園のブログです。安心して食べていただけるおいしいお米をつくっています。

朝の読書とはやぶさ2の打ち上げなど

『コンティキ号探検記』

3日(水)
朝まだ暗いうちに目が覚めたので、『コンティキ号探検記』を5ページ、それから『江分利満氏の優雅な生活』を20ページを蒲団の中で読む。『コンティキ号探検記』は上下に段組の本で、活字が小さいぜ。


『コン・ティキ号探検記』(筑摩叢書) は二段組で字が小さい!老眼鏡をかけて読む今の状況だと大変辛いが、若い時は、字がぎっしり詰まっている二段組は、なんか得したような気になっていたな。読みはじめて気がついたが、 水口志計夫氏の訳文は開高健に影響を与えているような気がする。水口志計夫氏の訳文は、寝ぼけ眼で蒲団の中で読むには、いささか読みにくい日本語のようなきがするが、でも、それは妙に味をだしていますね。
江分利満氏の優雅な生活』は目が覚めて午前四時に読みはじめたので、集中できたのか、面白くて、どんどん読めました。いや、まだ数十ページなのだが・・・。そういえば藤沢周平全集を読んでいた時も、早く寝て、朝、蒲団の中で読んでいたような記憶も蘇ってきました。なるほど、農閑期の百姓の読書習慣を支えているのは、早朝かもしれないですね。うーむ。


ポリネシアの人の起源も気になるが、とりあえず江分利満氏の暮らしぶりに焦点をあてて、冬の暗い朝を過ごそうかと思っています。


朝は晴れていたが、つぎつぎ季節風に乗って黒い雲もやっては来たが雨が降ることなくすんで、日差しもあって、ありがたいことでした。
午前中はお米の精米など。
午後は大豆の出荷。


あ、そうそう、遅い昼食を食べてテレビを点けたら、はやぶさ2の打ち上げ20分前でした。ずっと中継をしていて、思わず、20分間テレビに釘付けになってしまいましたがな。どこかの大学の先生が解説をしておられましたが、この先生の名前がついている小惑星があるそうです。その先生が「はやぶさ2」について語るその口調の熱いこと。前回のはやぶさのことを思い出すのか、感極まっているというムードだったり、どうにもテンションが高い、というより高すぎるので、スタジオの他のゲストから笑われてしまっているような感じです。いやもちろん失笑ではないのですが。



種子島宇宙センターからずっと生中継もされていたんですね。こっちを見ていたほうがよかったのだろうが、こんな三時間の中継を見続けていたんでは、仕事になりませんがな。YouTubeの動画では1:06:00あたりから、H2Aロケットの打ち上げが緊張感ある映像で中継されていますね。このシーンの前も後ろも詳しく解説が行われています。勉強になりそうだけど、ま、三時間もゆっくり視聴する根気がすでにない。でも、高度や対地速度がリアルタイムに表示されていたりしておもしろい、発射5分ほどで秒速3000m、8分ほどで秒速5000m位になるんですな。秒速7900mだったっけ?人工衛星になる速度第1宇宙速度かですな。ちなみに第2宇宙速度、地球の軌道から飛び出すには、秒速11000mが必要ということでした。高校の時の地学で習いましたね。計算式も教えてもらったけど、もう計算もできません。
打ち上げは順調のようですが、ま、これからですね。順調にいって6年後に帰ってくると、僕が59歳になっているぜ、と教えてくれる人がいたけど、ま、大きなお世話ですな(笑)。
2:57:00あたりで、はやぶさ2が分離されて、打ち上げ成功ということになります。


4日(木)
雨が降ったりやんだり。
午後は水利費の計算のことをあれこれ相談する。FileMakerで計算して印刷するのだが、もとになるデータの確認作業が一番大事なんですな。ま、おおむね一年に一回しか使わないのだけれど、あれこれ複雑なことになっているので、どこをどうしたんだったか、と思い出すのに時間がかかったりしている(笑)。確認をもうちょっと時間をおいてからもう一度やって、それから印刷・配布となります。


夜は寄り合い。