現代田んぼ生活 辻井農園日記

滋賀県の湖北地方で完全無農薬有機栽培米の「コシヒカリ」と「秋の詩」と「みどり豊」を作っている辻井農園のブログです。安心して食べていただけるおいしいお米をつくっています。

掃除と披露宴のスピーチと音楽祭

新嘗祭にあげた稲穂

19日(金)
今日は、朝から掃除。明日、おとりこしがあるので、奥さんも一緒に掃除。ま、年末の大掃除を兼ねられたらいいのだけど、まだ正月までにはちょっと時間もあるし、そうもいかんかな。僕が天井とか、蛍光灯とか、脚立を使ったり、掃除機のノズルを上に向けて蜘蛛の巣をとったりする役割で、奥さんは拭き掃除なんかをしてくれた。なかなか綺麗になりました。


途中、掃除機が故障したのかと思ったのだが・・・。
もういつだったかわからないのだが、このブログにも書いたはずだけど、次女と家電量販店で、掃除機を買ったのだ。サイクロン型の掃除機。サイクロン型というと、もちろんダイソンである。ダイソンも最有力候補であったのだが、ダイソンのサイクロン掃除機を真似してみました(?)、というパナソニックの掃除機にしたのでした。吸引力はなるほどダイソンでしたが、音の大きさが半端ない音量で、これはちょっと・・・と思ったのでした。そこでパナソニックのサイクロン型掃除機にしたのです。
ところが、この掃除機は、たぶん真似するのに一生懸命で、ユーザー・インターフェースが、もうひとつなんですな。まずもって掃除機を持ち上げるための取っ手とゴミが溜まるところを外す取っ手が、よく似ているので(いや、まあ、違うといえば違うのですが、同じような半円の取っ手が、並んでいるのです。)、掃除機を持ち上げるつもりで取っ手を持ち上げると、ゴミの貯まるところが外れて、どうしたわけか吸い込んだゴミがまたぶちゃかる(!)、ということが、何度かありました。いけませんなぁ、こういうことでは。たぶん、現在は直っていると思いますが。
真似したところは、まるっきり全部真似というわけにもいきませんから、ちょっと変えるんですね。するとちょっと変えたところから破綻したりするんです。なかなかねぇ。熟成させるには、ちょっと時間もかかりますからね。
で、掃除機の故障かと思ったのは、どうもゴミの貯まるところは本体にカチッ!とはめられるのだが、どうも微妙な隙間ができるようになったなぁ、と思っていたのだが、奥さんがその隙間に米粒が一粒挟まっているのを発見!この一粒を掃除すると、カチッ!という音も高らかになり、うまく動くようになりました。なんとも、米粒一粒だったとは。いやはや。やれやれ。


夕方は、精米。
夜は、明日の披露宴のスピーチ原稿をまとめる。



20日(土)
今日は、昔の山仲間の結婚式。式と披露宴に招かれたので、喜んで出席してきました。今回は披露宴でスピーチを頼まれているので、いささか緊張していました。
昨日、原稿をいちおうまとめたのだが、読んでみたら、「五分位でしょうか」と言われていたのに、倍ぐらいかかってしまいそうなので、考えていたことは大幅にカット、カットしたところは、笑いを取ろうとしていたところばかりなんだが、ま、しかたがあるまい。

結婚式のスピーチなど、もう20年ぶりぐらいで、その時は仲人だったので、お嫁さんを迎えに行くところから始まって、きちんと様式に則って、挨拶をしました。
でも今回は、自由度が高い分、ちょっと考えなければいけません。と、言っても、昨年だったか、一昨年だったかに原田マハ『本日は、お日柄もよく』を読んでいたので、大いに助かりました。ふふふ。
山仲間なので、もちろん山でのエピソード。それと六代目笑福亭松鶴のことを取り上げることにしました。
ところが、僕のスピーチは、最後の最後になっていて、自分の出番が終わるまでは、なんだか緊張がじわじわ続くので、落ち着いて料理を食べたり、ビールを飲めないではないかいな。
原田マハ『本日は、お日柄もよく』に出てくる、スピーチの極意は次のようなものである。


─ スピーチの極意 10箇条 ─
     1.スピーチの目指すところを明確にすること。
     2.エピソード、具体例を盛りこんだ原稿を作り、全文暗記すること。
     3.力を抜き、心静かに平常心で臨むこと。
     4.タイムキーパーを立てること。
     5.トップバッターとして登場するのは極力避けること。
     6.聴衆が静かになるのを待って始めること。
     7.しっかりと前を向き、左右を向いて、会場全体を見渡しながら語りかけること。
     8.言葉はゆっくり、声は腹から出すこと。
     9.導入部は静かに、徐々に盛り上げ、感動的にしめくくること。
    10.最後まで、決して泣かないこと。 


ま、なかなかこんな風にはいきません(笑)。僕の出番が終わったら、新婦の両親への手紙朗読、新郎のお礼の挨拶ということで、ゆっくり飲む時間もなく披露宴は終了(笑)。
でも、新郎新婦ともに、本当に幸せそうだったし、ご家族はもとより、ご友人やご親戚も、本当に嬉しそうで、いい結婚式と披露宴でした。
若者たちは披露宴の二次会があるようで、誘われましたが、夜に家の用事があるので、残念ながら、すぐに帰宅。


家に帰ってくると、今日は家のおとりこし。ごえんさんに来ていただいて、おっとめをしてもらう。


二つの人生を一つに重ねて歩み始める幸せいっぱいの若者やそのご家族ご親戚ご友人とともに過ごした昼間、そして親鸞上人やご先祖様に思いを馳せ、今の自分を振り返る夜。考えてみると、なかなか豪華な一日ですな。


21日(日)
午前中は、農事組合で地域の地権者・耕作者の方を集めての中間管理事業の説明会。地域農業の行く末を考える。地主さんの参加が少なかったのがちょっと残念。


午後は、次女の吹奏楽部が、「長浜みんなの音楽祭」に参加するというので、奥さんと一緒に聴きにいく。毎年、この時期に行われている中学校と高校の吹奏楽部のの合同コンサートですが、今年も盛況です。


中学校と高校では、歴然たる差があるし、たぶん、これは個人の楽器を操る技術力の差はもとより、ほんの二年三年の差が、人間としての成長になっているのでしょうね。この時期の一年は、特にいろんなことを感じたり経験したりして、心身ともに一番成長する時期だもんなぁ。50代のオッサンとは一年の質が違うのだ。時間だけは万人に平等というけれど、はい、もちろん時間は万人に平等に与えられているものだけれども、繰り広げられる時間の質の違いは、おのずと明らかです。ま、でもそういう10代の時間も平等に与えられているわけですから、ま、10代に戻ることは出来ませんが、やっぱり時間に関しては平等ということなんでしょうかね。


頼んでおいた電話機が入荷したということの連絡を受けてはいたのだが、取りに行けてなかった。今日は夕方、受け取りにいったが、まだ箱は開けていない。