現代田んぼ生活 辻井農園日記

滋賀県の湖北地方で完全無農薬有機栽培米の「コシヒカリ」と「秋の詩」と「みどり豊」を作っている辻井農園のブログです。安心して食べていただけるおいしいお米をつくっています。

五月がはじまる


30日(木)
うーむ。なんだかビールがうまい。って「金麦」だけど。今日も暑かったッスねぇ。とハイテンションモード。って、えー、あたしゃ、昨晩、ほとんど寝てない。
いや、風呂上がりにテレビを見ながら一時間ほど寝てしまった、と思うのだが、四月末提出の書類がいくつかあるのを忘れていて、寝るまえに何とかしておこう、と思ったのです。しかも、催芽機に籾がはいっているので、籾の芽の出具合も確認しなければいけないし。気が張っていたんですな。珍しく。


で、夜中にプリントアウトしたり、署名したりしたのですが、ここで提出書類に必要な大切なものが見つからないことが発覚。しかもなぜないのかが、わからないという事態。
ええ、まあ、私の人生は探し物をする人生だと思っていますから、無くしたものをすぐに探したのですが、これが、あーた、見つからないのです。なぜなんだろう。
無くすはずがないものが無くなっているんだよなぁ。このまま見つからないとどうなるんだろう。眠気も吹っ飛ぶかと思ったけど、眠気は吹っ飛ばずに、ずっと眠いんだけど・・・。でもちょっとドキドキ。はぁ〜。


寝ていないにもかかわらず、朝はやって来る。朝がきたら、仕事である。夜中の12時ぐらいに催芽機をとめたのだが、まあ、一ヶ月前とは気温も違うので、当然水温も違って、朝観に行ったら、籾は鳩胸状態のバッチグーでした。うーむ。最近はバッチグーなんて誰も言わないけど(笑)。
今年は三回とも、芽出しはうまくいきました。


で、あくびを連発しながら播種。苗箱400枚ほど。
そのまま苗代に並べる。プール苗代だぜ。


15時過ぎに苗代もなんとかきれいにうまくいったのだが、その後農協に行ったり、市役所に行ったり。いやはや。


で、夕方、ちょっと時間があったので土手に咲いていた彼岸花の球根を掘り出して、うちの田んぼの畦畔にいくつか植えてみた。ところが、このところの異常な高温の晴天続きで、乾燥注意報が発令中なのだが、掘り出した球根を植えるべく、田んぼの畔を少しほってみたりしたのだが、これが、あーた、乾いてますなぁ。こんな乾いた土に植えても大丈夫かな?
と思いつつ、ま、土の中に埋めたんだから、そうそう乾燥もすすまないだろう、と安易に考えたりする(笑)。


昨日のブログで「名前がわからない」と甘えてみた花の写真。カキドオシというシソ科の花だとまたしても教えていただく。スミレのような花の様子だと思ったのだが、葉の形がおかしい、とは思ったのです、いちおう、いいわけ。いいわけする男は見苦しいねぇ。というか、世の中、いいわけに満ちておるね。いいわけしない男にはあこがれるが、私のように、失敗続きだと、いいわけしないわけにはいかんのよね。失敗続きで、いいわけしない男だと、これはあつかましい男になるからね。あつかましい男も、ちょっとね、見苦しいですわな。


そんなこんなで、四月尽。



5月1日(金)
五月である。時の流れははやいねぇ。ゆく川の流れは絶えずして、しかももとの水ではないのである。


終日、「尻踏み」


前回のブログで紹介した「ドスンボ(ドンコ)」ですけど、考えてみたら、あんな状態でいたら、すぐにトンビかカラスかサギに見つかって、食べられてしまいますな。「ええもん、みっけたわい」とほくそ笑んでいるサギが想像されます。だって、一昨日だったか、トラクタに乗って「こなし」作業をしていたら、田んぼでじっとしていたアオサギが急に畦畔で何か大きいのをくわえたな、と思ったら、くわえたのは野ネズミでした。ちょっとショック。
半分背中を出した状態で泳がねばならないドスンボは、格好の鳥の・・・。


しかしなんだな。探し物が見つからない。さっき「尻踏み」して帰ってきたら、「見つかったの?」と奥さんに言われた。「いや、まだ。なかなか探している間もない。」というと「寝んとさがさな」とおっしゃる。あーた、あたしゃ、一昨日は寝んと探したんでっせ。もう探す場所もないような気になっているのだが・・・。だいたい、なぜないのか思い当たらないので、このあとどこを探したらいいのか、わからない状態なのだ。
こういう状態になると神のお告げに期待したくなるな。ってそんなこと言ってる場合じゃないんだけど。