現代田んぼ生活 辻井農園日記

滋賀県の湖北地方で完全無農薬有機栽培米の「コシヒカリ」と「秋の詩」と「みどり豊」を作っている辻井農園のブログです。安心して食べていただけるおいしいお米をつくっています。

稲刈り二日目。


朝起きたら、道路も田んぼも、みんな濡れていた。昨夜、しょぼしょぼと雨が降っていたのは知っていたのだが、夜の間にこんなに降っていたとは。朝の犬の散歩の時も、小雨がしょぼしょぼしていたのだ。
画像は昨日稲刈りしたばかりの田んぼを見つめるレノン号なのだが、言われてみれば、レノン号の耳の形は素晴らしいではないか。



稲刈り、二日目と意気込んでいたので、なんだか、気が抜けるような気分だったが、ま、雨雲レーダーで確認すると、すぐに止みそうだし、しばらくすれば陽射しも出るという。


昨日刈った籾の乾燥がなかなか終わらない。水分が高かったので、ゆっくり乾燥させるために、温度設定を少し低めにしておいたからかも。水分が20%を切ったあたりから、少し温度を上げてみる。


そうこうするうちに晴れて陽射しが出てきたし、風も出てきたので、とりあえず稲刈りに出ることにする。まだ雨の滴が葉の上に少し残っていたので、ゆっくり刈取り。


籾を運ぶ軽トラが一杯になったところで戻ってみると、乾燥が仕上がっていた。でももうこの時点でお昼。昼食を食べて、乾燥が終わったばかりの籾を籾摺り機にかける。


きゃー!ツルツル、ピカピカの玄米。しかも、なんだか半透明な透け具合が、とてもきれい。
昔、開高健の遺作の『珠玉』を読んで以来、ムーンストーンとアクアマリンとルビーには、興味をもっているのだが、持っているのは興味だけで、実物は宝石店のガラスケース越しに、二、三度見たことがあるくらいだ。僕は加工されたものも素敵だとは思うが、原石を握ってみたいなぁ(笑)。
いや、このとれとれの、ぴかぴかの新米の輝きと、ムーンストーンの輝きと、一度比べてみたい気がしているのだ。いや、ぜんぜん別物だということは、わかっているのだが、それでも比べてみたいな。


そこそこ籾擦りして、また稲刈りに。
明日は天気が良くなさそうなので、ちょっと頑張って、遅くまで稲刈り。


籾を乾燥機に入れ終わって、風を遠し、さて、火を入れようか、というところで雨ふがって来ました。いやはや。さて明日はどうなるのか。