現代田んぼ生活 辻井農園日記

滋賀県の湖北地方で完全無農薬有機栽培米の「コシヒカリ」と「秋の詩」と「みどり豊」を作っている辻井農園のブログです。安心して食べていただけるおいしいお米をつくっています。

90秒間の豪雨と稲刈り日和


今日も朝起きたら雨で道路が濡れていた。夜中から朝方に雨が降ったらしい。
だが、天気予報では、今日はからりと’空気も乾いていい天気になるそうだ。
まずは米の出荷をして、籾擦り。
で、いざ、稲刈りに出動!今日は隣村の田んぼだ。ごとごととコンバインを転がしつつ田んぼに到着。あら?なんだか雲行きが怪しいぞ!北西方面に真っ黒い雲。その下は真っ白に煙っている。冷たい風が吹いてきた。
やれやれ。
雨が来るのは間違いないと思われたが、ああいう雲ならかするかもしれない、と何の根拠もなく楽観して、稲刈り開始。というか、隣村だし、いまさら戻るわけにも行かないし、雨宿りする場所も田んぼの真ん中ではないわけだ。
一周、田んぼの周囲を刈ったところで、目の前が真っ白になるような豪雨。雨の一粒、一粒の重さが感じられるような大粒の雨がジャーッ!と激しい音と、田んぼにしぶきを跳ね返して降ってきた。もう、どうしようもない。
とりあえず、父にコンバインにかけるテントを取りに帰ってもらう。
あたしゃ、もう一瞬でずぶ濡れ。ま、こういう雨に田んぼであうのには、なれていないこともないのだが、Tシャツとズボンを伝ってくるのか、履いていた長靴に雨がたちまちたまってくるのがわかるのが、ツライ。



ところが、この豪雨も、たぶん90秒ほどではなかったか。90秒で、ピタピタ、ピタッとやんで、たちまち青空が見えてきた。
なんだかなぁ。しかし、たとえ90秒でも、目の前が真っ白になるような雨だと、パンツまでぐっしょりである。長靴には雨がたまって靴下もぐっしょりである。濡れ鼠である。


父がテントを持ってきたころには、すっかり雨も止んでいたのだが、・・・。なんなんだ。天の神の、イヤガラセ?
稲もすっかり濡れてしまったので、これでは稲刈りもできない。コンバインを置いて退散である。なにしにコンバインを転がして出てきたのか。


昼食をたべて、2時間後、再出動。


午後は何事もなかったかのように、天気予報通り、からりと青空が広がった。始めはゆっくりと稲刈り。徐々にスピードアップ。
田んぼを見渡すと、視界の中に8台のコンバインが動いていました。午後は稲刈り日和になりました。
ま、こういうこともありますな。気象庁は安易な予報を言わないように(笑)。


ま、チビリとやらずにはいられない。