車谷長吉『赤目四十八瀧心中未遂』(文春文庫)読了。
いやー、これは、これは。昨日ちょっと読みはじめたらとまらなくなってしまって、事務仕事もちょっとほうりだして、読んでしまいました。直木賞受賞作だそうです。映画にもなったみたいですね。車谷長吉、すごいなぁ。文庫で270ページほどの長編小説ですが、ストーリーとしては、まったくどうということはないのですが、小さなエピソードの積み重ねと文体で読ませる小説です。私小説ということですが、まあ、そんなことは関係ないですね。僕は読書をしているとき、あまりメモをとったりしないのですが、って小説なんだからメモなんかとらないんだけど、これは思わずメモをとりたくなる一言半句があちこちにありました。強烈な一言半句。例えば「腐れ金玉が勝手に歌を歌う」とか(笑)。
出屋敷駅周辺や天王寺駅・鶴橋駅の周辺、それから赤目四十八瀧あたりをGoogleマップで表示させてみたりしました(笑)。僕は尼崎の街も大阪の街もほとんど知らないので。もちろん赤目四十八瀧もですけど。ほんとにあちこち知らないところばかりだ。夏になったら近鉄電車に乗って赤目四十八瀧にいってみたくなったけど(笑)。
午後は子ども送り迎えのときにレンタルショップで映画の『赤目四十八瀧心中未遂』を借りてきた。こちらも楽しみだ。
用事があったので、近所の居酒屋さんに話をしにいったら、鮒のあら汁をいただく。むちゃくちゃうまかった(笑)。鮒のあら汁と言えば、”おこないさん”を思い出す。この地域のおこないさんも来月だ。
ウルメイワシをちょっと焼いてみた。うまい。
