現代田んぼ生活 辻井農園日記

滋賀県の湖北地方で完全無農薬有機栽培米の「コシヒカリ」と「秋の詩」と「みどり豊」を作っている辻井農園のブログです。安心して食べていただけるおいしいお米をつくっています。

強風の中の「尻踏み」と田植えの準備


3日(火) 憲法記念日
朝から強風。朝から強風だが、今朝は苗箱を苗代に並べなくてはならない。で、4時に起きたのだが・・・。朝から強風である。吹き荒れておる。やれやれ。


ま、しかし、長男と長女の応援もあり、なんとか無事に苗箱を並べることができた。長女は「今日は10時まで蒲団の中にいるつもりで寝てるのに、朝6時半にたたき起こされて・・・。」とプンプンとしていたが、ま、人生、そういうこともあります。
今朝の苗代仕事が遅くなった原因の一つは強風だが、もう一つは軽トラが苗代のぬかるみに捕まってスタックしたことですな。苗代の土は乾かしてパンパンにしてあるのだが、先日から田植えに向けて水の調整もしているので、一部分、やわらかくなっているところがあったのだが、そこにはまってしまったのだ。なんとも抜け出せないので、トラクタとワイヤーロープでつないで、脱出。


お昼前に農協から肥料をもらってくる。それから精米。


午後は「尻踏み」。こんな強風の中、「尻踏み」とはいささか無茶なのである。要するに田んぼの水深を浅くすることによって、水の均平を利用して土の凸凹、高低がわかるようにして、土の均平をとるのだ。ところが風が強いと水を田んぼの片方へ吹き寄せてしまうのである。風上側は土が露出し、風下側は水がタプンタプンになってしまう。これでは均平がわからないし、風上側には水がないのでうまく泥になってくれない。だから水をちょっと深くする。深くしたって強風なので風下側には吹き寄せられるので、いよいよタプンタプンになる。下手をすると浪で畦畔をこわしてしまったりする。水が深いので、本当なら土に埋める藁や雑草が水に浮いてきてしまう。それがまた風に吹き寄せられて風下側に大量にたまってしまう。と、いいことは何もないのだが・・・。それでも諸般の事情で(笑)、やらねばならないときもある。まあ、僕はこういうことは滅多にしないのだが・・・。
この台風並の嵐の中、「尻踏み」をしているのは、他にもう一人。「こなし」は二、三人。田植えはそれこそ五、六人ほどいたような気がする。ま、田植えは人手がいる仕事でもあるので、連休を利用したいところなのでしょう。雨は午後遅くなってから、夕方になって降りはじめたので、田植えの人は助かったでしょうね。


4日(水) みどりの日
夜中も強風と雨が続いていたが、朝、目を覚ますと青空が広がってきて、風もそこそこにおさまってきていた。ありがたい。
朝の田回りで田んぼの確認。
午前中は、温湯消毒、そして浸種。
お昼前から配布物の準備をして、農協や市役所からの配布物を耕作者各位に配布。
午後は父が「こなし」に出てくれて、僕は田植え機を出してきて、準備と点検と注油など。オイル交換をするつもりだったが、オイルを見てみたらわりときれいだった。そういや去年は田植えの後半にエンジンオイルを交換したんだった。
それから先日「こなし」をした田んぼにでて四隅の土を均す。
で畦畔ブロックの裏の雑草を取ったり。


明日は田植えをする予定。天気もよさそうなので、トラブルなくうまくいくといいのだが。


クワハムシを見つけて、iPhoneでビデオ撮影してみたのだが、これがどうもほんの少しiMovieで編集したのだが、うまく共有できない。うーむ。相変わらずiMovieと僕は相性が悪い。