現代田んぼ生活 辻井農園日記

滋賀県の湖北地方で完全無農薬有機栽培米の「コシヒカリ」と「秋の詩」と「みどり豊」を作っている辻井農園のブログです。安心して食べていただけるおいしいお米をつくっています。

ナタネの刈り取りと畦畔の草刈り

『ゼロ・グラビティ』


9日(木)
雨が降る。雷も鳴るかも・・・。などと言われていた天気予報だったが、雨は10分ほどしょぼしょぼしただけ。困るんだなぁ、こういう予報だと(笑)。田んぼの水管理の都合があるので。ま、いいんだけど。


朝、最初は畦畔の草刈り。
それから昨日の続きで竹箒除草機を使った無農薬有機栽培の圃場の除草作業。竹箒除草機は昨日の改良でなかなかしっかり仕事をしてくれているような気になっているのだが、やはり田面に対して圧をかける改良をしたので、無理な力がかかったんだろうな、7枚目の田んぼで木ねじが4本飛んでしまって壊れる。田面に対して圧がかからなくなってしまう。昨日から気にはなっていたところだったのだが・・・。たぶん木ねじではなくて、ボルトでしっかり固定しなくはいけないような気がしていたのです。うーむ。
ま、竹箒除草機も改良は続くというわけですな。


午後は昨日、一昨日といくつかから引き落としができませんぜ、手続きが滞ってますぜ、と通知が届いている。仕方がないので、スイスの銀行から農協の引き落とし用の通帳へ100万ドルばかりお金を移してもらう。


その後は畦畔の草刈りの続き。
草刈り中にふっと足下に見覚えのある黒いスポンジが落ちてきた。あれ?とおもって拾い上げて、刈払機をみると、エアクリーナーのカバーが外れていてすでにない。黒いスポンジはエアクリーナーのスポンジなのだ。なぜ見覚えがあるかというと、午前中に刈払機のエンジンの吹き上がりがあまり良くない気がして、エアクリーナーを分解してみたら、スポンジが油でギトギトになっていたので、(たぶん混合油の排気ガスの影響だと思います。)石鹸できれいに洗浄して乾かして、またセットし直したからだ。どうもカバーの取り付け固定のネジの締まりが充分でなかったようで、エンジンの振動でゆるんで落ちてしまったようだ。すぐに探したが、どこで落ちたかもわからず、あたりは伸び放題の草を刈ったあとだから見つかるはずもない。やれやれ。


10日(金)
朝、少し作業所の整理。
その後、ナタネの刈り取り・収穫。農協の汎用コンバインを借りる。バリバリと刈り取って、粉砕していくと鞘からナタネが転がり出てくるので、それを袋に集める。残った鞘や茎はカットして後ろからばらまく、という仕事をしてくれます。袋に集められた真っ黒く小さなナタネは、家に持って帰って、古い薄縁(うすべり)の上に広げて乾燥させます。今日はここまで、後日、また天気の良い日に、唐箕(とうみ)で、ゴミを吹き飛ばしてきれいに選別して保管します。


午後は畦畔の草刈り。水田の除草機「かるがもん」をつけていた刈払機を草刈り用にセットし直して草刈りです。いつものU字のアームのないタイプなので、慣れなくて刈りにくい。腰への負担はないが、腕と肩に・・・。


夜、テレビでやっていたアルフォンソ・キュアロン監督『ゼロ・グラビティ』(2013)を観る。途中で寝てしまうかもと思っていたけど、最初からぐんぐん引き込まれて楽しめました。サンドラ・ブロック、落ち着いたいい女優さんになってますなぁ。1964年生まれらしいので、現在51歳。初めて観たのは『スピード』だったと思うが、あのときが30歳か。で、『ゼロ・グラビティ』のときが49歳ということになりますな。


11日(土)
終日、畦畔の草刈り。
昨日今日とはすこし風があったけれども、気温がぐんぐん上がって、ちょっと動くと大汗をかくことになる。