現代田んぼ生活 辻井農園日記

滋賀県の湖北地方で完全無農薬有機栽培米の「コシヒカリ」と「秋の詩」と「みどり豊」を作っている辻井農園のブログです。安心して食べていただけるおいしいお米をつくっています。

山の日と体操の個人総合の決勝とサワガニと草刈り


急に山の日という祝日ができましたね。うーむ、そういえば海の日も急だったような。どこかで誰かの思惑があるんだろうな。海の日、山の日ときたら、次は川の日か。それとも空の日か。田んぼの日はなかなか順番まわってこないだろうな。
日本の国民の祝日は、多くない?ま、百姓には祝日も土曜も日曜も振替休日もあまり関係ないんだけど。


朝起きて、テレビを点けたら、オリンピックの体操の個人総合を生中継でやっていた。四種目が終って、内村選手が二位だったので、ちょっとビックリする。差が0.4ほどある。五種目めの平行棒を観たら、内村選手の演技も素晴らしかったが、トップのウクライナのオレグ・ベルニャエフ選手が得意種目らしくて、さらにすばらしい演技。差が0.9に広がってしまった。あとは鉄棒1種目を残すのみ。いかん、これは、いかん。
うちのレノン号は家の中を歩く足音で誰が起きてきたかわかるのか、僕が起きてくると、激しく吠えて早く散歩に連れて行けとねだるのだ。今日もさっそく吠えている。ご近所に迷惑になるので、ここが一番いいところなのだが、散歩に出るしかない。ま、それにいくら内村選手が鉄棒が得意だといっても0.9の差は挽回できないんじゃないかと思っていた。レノン号と歩きながら、iPhoneNHKのFMで中継を聴く。
ところが、ラジオでは解説の方が演技内容で、すでに0.6の差がついているというのだ。要するに内村選手の演技内容が高度なので、ベルニャエフ選手の演技内容と比べるとベースの部分ですでに0.6の差があると。つまり、完璧な演技をするとして、0.3しか差がないというのだ。ええ!そんなこと早く言ってよ!0.3点なら、着地のちょっとしたバランスの崩れで、すぐに差がでちゃう。でもここまで5種目を終って、内村選手の上にいるベルニャエフ選手がそうそうミスをするとも思えないし・・・、などと思いながらレノン号と歩いていたが・・・。うーむ。なんと0.099点の差で金メダル!ラジオなので演技がわからないので、不完全燃焼。
夜、テレビで順番に二人の演技を観ていく。鉄棒はなるほど最初から0.6の差がついていると言っていたように、演技の迫力はぜんぜん違いました。着地も含めて内村選手は完璧な演技。インタビューで「練習ではまったくミスしていなかったので、練習通りできれば、と思っていました。」とのこと。さすがですな。
あと、最後に0.099点の差で逆転されて銀メダルになったベルニャエフ選手、どんなに悔しかったろう、と思うが、その後の彼の顔つきや態度や様子に頭が下がる。こういうのはラジオではわからなかった。


というわけでちょっと遅れて田んぼに出たが、終日、畦畔の草刈り。なんとかお盆までに一通り終らせて、稲刈りを迎えたい。日没まで頑張る。といっても稲刈りまで半月ほどあるし、稲刈りにも1ヶ月ほどかかるので、すぐにまた畦畔の草は伸びてくるのだが。


畦畔の草刈りをしていたら、排水路にたくさん藻(コカナダモ?)が生えてきていたので、藻上げをする。
むふふふ。なんとなんと、藻の間から、たくさんのサワガニが藻を上げるたびに一緒に上がってきて、慌てて逃げ惑い、また水路に落ちていく。たぶん100匹以上は確認したと思う。小さいのもたくさんいたので、今年生まれてきたヤツだと思う。と思っていたら、まだ腹に卵を抱えたままのサワガニも見つける。あ、ドジョウも何匹か。
サワガニのいる水路はまたハグロトンボもたくさんいたが、うまく写真には撮れなかった。うーむ、山の日でもあるが、サワガニの日でもある。



今朝の日本農業新聞の記事。山田太一氏のインタビュー記事。