現代田んぼ生活 辻井農園日記

滋賀県の湖北地方で完全無農薬有機栽培米の「コシヒカリ」と「秋の詩」と「みどり豊」を作っている辻井農園のブログです。安心して食べていただけるおいしいお米をつくっています。

麦の播種をはじめる




5日(土)
朝からよく晴れて気持ちがいい。風がなくて、温かい。小春日和といえそうだ。
終日、小麦の播種。ちょっと田んぼがなかなか乾かなくて播種ができなかったのだが、父が晴れ間を見て溝切りをしてくれていたし、そろそろいい頃合いかもと今日から播種することにしました。
ラクタにシーダーを付けて耕起し播種。同時に肥料も落として、液剤の除草剤も散布していきます。播種、施肥、除草剤と三つ一緒に作業が進行しますので、つまりうまくいけば、あとは麦刈りまでなんにもしなくていい、ほったらかしでいい、といきたいところです。ま、実際は穂肥をふったり、草刈りもしなくてはいけないのですが。
今年は例年以上にヒコバエが伸びていますので、とうぜんうまく全部をすき込めず、ヒコバエが土の上に出ていたりします。あまり出ていると、除草剤がヒコバエにかかって土にかからないので、草が生えやすくなります。最近はモアというトラクタに付ける草刈り機でヒコバエを刈ってから播種する農家が増えてきましたが・・・。うーむ。


去年までは液剤を希釈する水をいちいち家にもどって、家の水道からホースで入れていたのですが、今年は軽トラに500リットルのタンクを積んでいき、田んぼでトラクタに水を補給するようにしました。大いに時間短縮。今のところ問題もなくてありがたいです。



6日(日)
今日も晴れたのだが、昨日と違って冷たい北風が強く、天気はいいけれど風に吹かれて寒い一日。兵庫や京都の北部では雨も降っているところがあったとか。ま、でも青空の下での作業でありがたい。


去年残した麦の種が足りないかもしれない。実は計算して種を残してあとは出荷してしまってから栽培面積が増えたのだ。さて、どうなるかな?


明日は立冬。でも今日よりは温かくなるそうだ。