現代田んぼ生活 辻井農園日記

滋賀県の湖北地方で完全無農薬有機栽培米の「コシヒカリ」と「秋の詩」と「みどり豊」を作っている辻井農園のブログです。安心して食べていただけるおいしいお米をつくっています。

雪と岡野俊一郎さんと妙な夢とデヴィッド・エアー監督『フューリー』

デヴィッド・エアー監督『フューリー』

9日(木)
朝から雪。風がないので、ちらちらふわふわと降ってくる。
書類を作ったり、「みどり豊」の種籾を注文したり。


10日(金)
朝起きたら、5センチから10センチくらいの積雪。
午前中は辻井農園のHPをスマホ対応にしようと悪戦苦闘。もう少し、時間がかかりそうだ。いやはや。
午後は子供たちの送迎など。


そういえば、先日、岡野俊一郎さんの訃報を知る。高校生の時、近畿放送がヨーロッパのクラブチームの試合を放送してたのだが、その解説を岡野俊一郎さんがやっていた。試合は45分ハーフの90分なので、二週に渡って一試合を放送するのだ。もっとも日本ではJリーグができる前だし、全日本のチームはワールドカップにもなかなか出られないし、ほとんど人気のない番組だったような気がするが、そんななか、世界のトップ選手のリーグ戦の様子を放送していたんですね。僕が高校一年生の時の先輩K.Y内さんは、サッカーが大好きな水泳部員で、部室のドアの内側にはヨハン・クライフのポスターが貼ってありました。入部したばかりの私は先輩K.Y内さんに、この人、誰なんですか?と尋ねると、なんやツジイ、クライフを知らんのか?というところからはじまって、1974年のワールドカップ決勝の西ドイツvsオランダがいかにスバラシイ試合だったかということを、長々と話してくださいましたね。クライフのポスターの下には雑誌から切り抜いてきたようなベッケンバウワーのドリブルする写真も貼ってありましたなぁ。先輩K.Y内さんは、毎週岡野俊一郎さんの解説のこの番組でサッカーの試合の楽しみ方も勉強されてました。水泳部でプール掃除をしていると、よく水を抜いたプールの中でいささか空気の抜けたボールでよくサッカーしてました。そういうとき先輩K.Y内さんは、自分で岡野俊一郎さんの口調で自分のドリブルなど、自分のプレーはもちろん僕らのプレーにも解説を加えてやってくれはるので、いつも僕は笑ってました。
岡野俊一郎さんは、文化功労者なんですが、上野駅前にあるらしい老舗の和菓子屋さん岡埜栄泉の五代目社長でもあったんだとか。
大学生になったら、同郷の友人のF田君は、サッカー部だったので、今でもウイングって言うのかな、ええ、F田はウイングで走るのが速かったのです。そのF田がよく岡野俊一郎さんのことも話してくれていて、あるとき日本リーグの関係者の大学のOB戦のようなイベントがあって、みんな早稲田だの慶応だの明治だのの大学時代のユニホームを着ているのに、ただ一人、岡野さんだけ東大のユニホームで走っていて、これが、かっこええんよ。などと。高校時代のF田君のことは知らないのだが、やっぱり岡野さんの解説を聞いていたそうだ。



上の動画は、昨日9日の朝の雪の様子。朝はこんな感じで終日雪まじりの天気でしたが、お昼過ぎには積雪は解けていました。HDの設定でどうぞ。
で、今朝は起きてみると5センチから10センチという積雪。ま、昨日から西日本に寒波がやってくるぜ、とラジオもテレビも気象予報士のおねえさんがおっしゃってましたからね。あ、やってくるぜ、とはおっしゃってませんね。寒波がきますわよ、ともちがうな、あれ?なんて言ってたかな?寒波がやってきます。これだな。


昨日は朝、妙な夢をみました。コールドスリープの夢。冷凍睡眠というか、先日みた映画『インターステラー』でも登場しましたが、宇宙船なんかで惑星間移動に時間がかかるし、その間、冷凍睡眠に入るんですね。そうすると肉体は老化せずにそのままで未来にいけるというか、その時間を飛び越えることができるわけですな。うーむ。ま、ほんとかどうかはわかりませんが。よく現代医学では不治の病だけれど、未来社会では医学の進歩で治るようになる可能性があるので、医学が進歩するまで冷凍睡眠させる、というような話がありますが、うーむ、どうなんでしょうねぇ、それが50年後、100年後だとすると、誰が目を覚まさせてくれるんでしょうねぇ。医学は進歩しても、世の中の医療や保険、さらには政治的な仕組みや経済的なことも変わってしまっていて、びっくりしてしまうこともあるでしょうねぇ。自分の不治の病は治っても、子供たちというか家族はもういない世界だったりすると、どうなんでしょうねぇ。うーむ。

ロバート・A・ハインラインの『夏への扉』にも出てきましたね。ああ、僕はこのブログで何度『夏への扉』のことを書いているんだろう。まあ、傑作中の傑作です(笑)。
で、昨日の夢なんですけど、僕がコールドスリープから冷めるところから始るんです。なんでかよくわからないんですが、コールドスリープに入っていて、で、何年後か、何十年後か、何百年後かに、目を覚ますのです。そしたらね、看護士さんがニコニコして言うんです。「ご気分はいかがですか?」でもまだこっちは目が覚めたばっかりだからぼーっとしていて、「はぁ、まだどうも・・・」なんて言ってたら、その看護士さんが、満面の笑みで見せてくれたのが、貯金通帳。「すごく増えてますよ。」なんていいながら。見てみたら0の数が多過ぎて、位がわからないんだが、ゆっくり数えてみたら、¥15,000,000,000,000。15兆円と印字してある。「どうしたの、これ?」と訊ねたら、どうも貯金の利子とコールドスリープの保険が降りてきたらしい。うん?どういう保険だ?無事に生き返ったら保険が降りるのか?なんだかそんなことを考えていたら目が覚めたのだ。それにしても15兆円?そんな金額、たぶんこれまでもこれからも縁のない数字なのだが・・・。


今朝見た夢は・・・・。どうもね、家の寝室の窓が明るく光っているので、不思議に思って外をのぞいてみたら、丸いものからまばゆい光が出ていてとてもまぶしい。うん?UFO?と思いつつ、また寝てしまうという夢(笑)。


デヴィッド・エアー監督『フューリー』(2014)をiTunesで観る。主演はブラッド・ピット。楽しめました。おもしろかったと思ったのに、『フューリー』のポスターの画像を探しているうちに、ネット上での評判がもう一つなのを知り、驚く。ははん、なるほど。気に入らない、と思った方の感想はわかりましたけど・・・。おもしろくない?そこそこみんなキャラが立っているし。僕はのめり込んで観られましたけど。
潜水艦の映画にハズレなし、って言うんですけどね。戦車の映画はどうなんだろう。
世の中が狂ったから戦争になるのか、戦争になったから世の中が狂うのか。日本の映画でも、ハリウッドの映画でも、戦争映画を観ると、やっぱりふっと日本国憲法の第9条のことが頭をよぎります。


今朝の一瞬の晴れ間の雪です。