現代田んぼ生活 辻井農園日記

滋賀県の湖北地方で完全無農薬有機栽培米の「コシヒカリ」と「秋の詩」と「みどり豊」を作っている辻井農園のブログです。安心して食べていただけるおいしいお米をつくっています。

作業所の整理とダンデライオンと『SATURDAY NIGHT』


朝からよい天気。風があまりないのがうれしい。朝の散歩で土筆を撮ろうと思っていたら、レノン号がどういうつもりか珍しくカメラの前にやってきた。ま、それはいいのだが、写真としては赤いリードが邪魔ですね。まあ、土佐犬闘犬の綱に見えなくもないなぁ、と思うことにした。闘犬にしては貧弱だが。


今日はあれこれ作業所や車庫の整理と掃除など。
夕方、農協から苗箱にいれる土をもらってくる。明日から苗箱へ土入れをする予定。お隣では極早稲の「あきたこまち」の播種をしたとこのこと。なるほど。うちは昨日浸種したばかりだけど・・・。



種は、要するに、周りの環境の変化で乾燥したり、気温が低かったりすると、休眠するんですね。そういう環境で芽を出しても育たないことをよく知っているわけです。芽を出すのにふさわしい環境になるのを待つ態勢になるんです。
播種して苗代をつくるというのは、人間の都合ですから、種に休眠状態から覚醒してもらわないといけません。それが浸種です。水の中につけて一定の時間が経つと、発芽のスイッチが入るんですね。だからけっこう微妙なことなんですが、種籾は誰に教えてもらったのか、そういうことにきちんと反応して、あとは温度が上がれば発芽してくれます。ま、ここではきちんと発芽が揃うようにするのが、技術なんですが、僕は慌てないことが一番だと思っています。浸種の時間も長く、催芽も水温を少し低めにして時間をかけるのが、いいと経験上思っていますが、どうなんでしょう?


そういえば、生ゴミコンポストに入れて二、三年になるものを開けて、母が畑に掘った穴に運んでくれた。充分に発酵していて、変な匂いもない。コンポストが一杯になったので、普通のプラスチックの樽に入れたものは、発酵はしていたが、水分が土にしみ込んでいかないので、いささか匂った。これも畑の土に埋める。うちの畑は、こんな具合で、生ゴミや米ぬかを肥料にして、無農薬でネギやら白菜やら人参やら芋やら豆を父と母が作ってくれている。
百姓は自分の田んぼや畑の作物が一番うまいと必ず言うものだが、ま、一番うまいとは言わないが、うちの田んぼや畑からとれるものは、決して悪くはない。ときどき、天気都合で不作の時もあるのだけれど(笑)。



タンポポの英語名はdandelionというのは、ユーミンの歌で知りました。ええ、そういう人も多いのではないでしょうか(笑)。
ちなみに土曜の英語名はSaturdayですが、その綴りはベイシティローラーズの『SATURDAY NIGHT』の歌で覚えた方もおられると思います(笑)。いや、僕はこの歌の前からちゃんとSaturdayは書けました(笑)。