現代田んぼ生活 辻井農園日記

滋賀県の湖北地方で完全無農薬有機栽培米の「コシヒカリ」と「秋の詩」と「みどり豊」を作っている辻井農園のブログです。安心して食べていただけるおいしいお米をつくっています。

いろいろあったが、今日の植物の画像から


なんだかいろいろあったような一日のような気がしているが、ビールを飲んだり、焼酎のお湯割りを飲んだりしていると、「こういう日もある。」とつぶやいてみたくなる。うれしい、いいことも、なんだか心配なことも、機械のトラブルも、いろいろあったが、今日、ブログに書けることは少ないような。



天気は良かった。朝のうちは少し風が強かったが、午後にはすこし風も落ち着いた。


昨日今日のお天気で、桜の情報がネットでたくさん流れるようになってきている。今朝のこのあたりのソメイヨシノはツボミが少し膨らんできて、ピンク色というか赤みがツボミから見えるようになってきました。
あちこちの畦畔では今が土筆の出るピークらしく、ニョキニョキと出てきています。おしたしとか佃煮にしてみたいけど、どういうわけかうちの畦畔からはあまり出てこないんだなぁ。


そうそう、田んぼの用水にも使える(最近は水位が下がってあまり使えないんだけど)井崎の池に植えてある枝垂れ柳が芽吹き出しています。僕の写真ではこの美しさは表現できていませんが、芽吹きはじめた柳の美しいこと(笑)。本当は少し離れて遠くから撮った方がいいような気がするのだが・・・。





それからタネツケバナも今が最盛期。以前に書いたかもしれませんが、秋に収穫して乾燥させて冬の間眠っている種籾を目覚めさせるために水に浸ける作業を浸種といいます。種籾を水に浸けるんです。すると種籾は発芽する準備をするんですね。そのちょうど種籾を水に浸ける時期に花が咲くので、タネツケバナという名前がついているそうです。もちろん現在はいろんな品種がありますし、地域地域によっても気候は違いますし、いろんな機械や設備も出来ているので、一概には適用できないでしょうけれど、だいたいうちではこのタネツケバナが咲き出す頃に五月の連休に植える「コシヒカリ」と「秋の詩」を水に浸けています。昔の田植えはこのあたりでは6月でしたが、苗代にあれこれ時間もかけていましたからね。大きな苗を植えていましたし。でもこうして昔からの山の雪形や草花の開花などを農事暦にして農作業をするやり方は、理に適っていますよね、そう思います。もう10日ほども水に浸けているので、そろそろ天気をみて催芽して播種する予定です。小さい白い花なんですが、美しいです。これがあーた田んぼ一面に咲いているところを想像して御覧なさい(笑)。




これなんて名前だっけなぁ、食べられるんじゃなかったっけ?特徴的な葉の出方だけどフィボナッチ数列と関係がありそうな。うーむ。堤防の土手の斜面にたくさん出てきているんだけど。喉元まで名前が出てきているような気がするのだが・・・。植物図鑑とか、花が咲いていないと名前がわかりづらいんですよね、こうした芽が出てきたばかりの状態だと検索しにくい。昆虫も幼虫だと検索しにくいのと同じですね。こういうところはプロとアマチュアというか、詳しい人と生半可な人の差が出るところです。
ああ、百姓なんだからもう少し植物の名前をきちんと覚えたいな。これが難しいんだけど。一番いいのは詳しい人と一緒に歩いて、あれは何、これは何と教えてもらいながら歩くことです。もちろんいっぺんには覚えられませんが、何度か歩いているうちにだんだんわかってきます。植物図鑑というか検索用の図鑑の使い方もわかってくるし。僕はそうやって山の植物の名前を少しづつ覚えていたのですが、ここのところ山歩き出来なくなってしまったので、すっかり忘れました。でも一発で覚えた美しい花もありました。サラサドウダンとか。たぶん死ぬまで忘れないだろうと思います。あ、あとヤマブキとか。