現代田んぼ生活 辻井農園日記

滋賀県の湖北地方で完全無農薬有機栽培米の「コシヒカリ」と「秋の詩」と「みどり豊」を作っている辻井農園のブログです。安心して食べていただけるおいしいお米をつくっています。

「秋の詩」の苗代と菜の花の田んぼのあぜ塗りと萌える春



19日(水)
天気はよくなったが、風が強い一日。やれやれ。
そんななか苗代に「秋の詩」の苗箱をおろすという仕事を敢行。というかもう発芽機の中に置いておけないほど伸びてきているし。
例によって今年は田んぼの土が乾かず、昨日届いたクローラーの運搬機がなければ、とても田んぼの中を苗箱を運べない。ワンパレット分を積んで田んぼの中をゴトゴトと移動していく。
ま、それでも長男も手伝ってくれたし、両親も手伝ってくれているので、なんとかプール苗代を作り上げました。ほんと風が強いとシートもまくれあがるし、置いてあるものも飛んでいったり、バタバタ風に煽られたり、大変です。


午後は精米して、荒起しにトラクタで田んぼに出る。キャビン付きのトラクタなので荒起しの作業は強風でもまったく関係なくできました。ありがたいです。



20日(木)
天気が良かったので、朝の散歩で今日もまた芽吹きの写真を撮りましたが、一番上の写真とか、どれがなんだかわかりますかね。わかるはずです(笑)。


朝、苗代を確認。プール苗代なので水の確認とか芽の様子とか。うーむ。


午前中は菜の花の田んぼのあぜ塗り。
午前中は天気が良かったが、午後は曇ってくる。でも菜の花をすき込んだり、荒起しをしたり。トラクタ仕事。やっぱり田んぼが乾いていないので、荒起しもいささかツライ。

えーっと、食べ過ぎ注意と言われたタラの芽は、早速、天ぷらにしていただいて、ほくほくしているところをいただきました。最初は何もつけずにそのまま、それからちょっとだけ塩をふっていただきました。さすがに山菜の王者といわれるだけのことはありますね。ホクホクとうまいです。
今日はホウレンソウのおしたしの他に、葉山椒のおしたしが出てきました。これが、あーた、おいしくて、ご飯ならもう一杯、二杯、いけそうだし、日本酒にもいいでしょうね。おしたし、と書いたけど、おしたしなのかな(笑)?[注:「おしたし」ではなく「おひたし」が正解だと、ご指摘いただきました。なるほど。浸しですものね] 新芽の芽吹きの季節なので、本格的な山里でもない、中山間地の田んぼの広がるこのあたりでも、あれこれ楽しめますね。みんな露地モノだし。無農薬だし(笑)。


矢野顕子のピアノ弾き語りアルバム第3弾『Home Girl Journey』(2000)である。いいねぇ。そうか、これが20世紀末の矢野顕子だったのか。ジャケットの写真も三様だが、これもいい。この三枚のアルバムともカバー曲なんか、元の歌のファンが聞いたら、ひょっとしたら怒るんじゃないかと思えるほど、完全に矢野顕子の世界になっているのだが、まあ、矢野顕子が歌っているんだからしかたがないわなぁ。


追記:菜の花の圃場の中にレンゲが生えてきているのは、一昨年は菜の花ではなくてレンゲを播種した圃場だからです。いつの間にか種がこぼれていて、一年後に芽が出てきたということなんでしょうね。不思議。