現代田んぼ生活 辻井農園日記

滋賀県の湖北地方で完全無農薬有機栽培米の「コシヒカリ」と「秋の詩」と「みどり豊」を作っている辻井農園のブログです。安心して食べていただけるおいしいお米をつくっています。

最後の「コシヒカリ」の播種と田植えと庭の花と



午前中は「コシヒカリ」の播種。11日間種籾を水に浸種しておいたら、この気温でどうもいくつか芽が出てきている種籾があって、まあ、気温が25度まであがれば、日陰においてあるとはいえ、そこそこ水温もあがってくるので、芽が出てきたんでしょうね。それでいつもなら催芽機にいれて水温を27度くらいにあげてるのですが、今回は催芽機に入れることなしに播種してみました。もっとも播種した苗箱は発芽機にいれて30度まで温度を上げるのですが・・・。

これが最後の播種になるので、播種後は樽やら催芽機やら播種機をきれいに洗って格納しました。


プランターにチューリップが咲いているのが見えたので、昼食の前に庭を見にいったら、奥さんがたくさん花を咲かせていた。花盛りであります。


午後は「秋の詩」の田植え。小さい田んぼや三角の田んぼ、4枚に植える。


夕方は田回りにいき、荒起ししてある田んぼに水を入れようと尻水戸の調整をしていたら、あたりが暗くなってきた。日没で暗くなってきたのか、と思ってたら、ポツリポツリと雨が・・・。同時にピカッ!と稲光がして、雷鳴。僕といえば、広い田んぼの真ん中で、鉄のスコップをかついで畔を走って、軽トラに逃げ込むのですが、畔は畦畔ブロックで幅が10cmほどですし、鉄のスコップをかついでいますし、畔は100メートルありますし、稲光は何度も光るし、「ああ、もし今、この田んぼの真ん中で、このスコップに雷が落ちてきたら、どうなるのだろう。どうにもならんわな。まあ、どうにもこうにも僕のところに落ちてこないように、祈るしかないわい。」と思いつつ、うひょ〜!とか言いながら狭い畦畔ブロックの上を走ったのでした。愛犬のレノン号も雷は嫌いで、雷がなると、くんくんと鳴くのだが、僕はさすがにくんくんとは鳴きませんが、恐いものは恐いです(笑)。


そういえば、5月5日のこどもの日の日本農業新聞のコラムで内田樹氏のインタビュー記事が載っていた。タイトルは「地方創世」の愚というものだが。なるほど。