現代田んぼ生活 辻井農園日記

滋賀県の湖北地方で完全無農薬有機栽培米の「コシヒカリ」と「秋の詩」と「みどり豊」を作っている辻井農園のブログです。安心して食べていただけるおいしいお米をつくっています。

麦刈りの終了と畦畔の草刈りそれから羽化したばかりのトンボなど


17日(土)
午前中は麦刈り。これで今年の麦刈りも終了。二日で刈り終えることが出来ました。このところ雨が降らず、空梅雨状態なんですが、おかげで麦もよく乾いて刈りやすくコンバインのスピードも上げられました。もっとも雑草と倒伏には、ちょっと難儀したんですが。
午後は、コンバインをあれこれ分解して掃除。それからクローラーのところを水洗い。父と母が秋に播種する種をムシロとウスベリの上に広げて乾燥して網に通してくれました。ありがたいです。



夕方、歯医者さんへ。ここ二、三日、上の歯がうずいたりしていたのです。どうも疲れがたまると歯にでるようになってきたのかな。やれやれ。


それから、この一ヶ月間の長浜の最高気温と降水量を例によってグラフにしてみました。最高気温はあまりあがっていませんね。というか五月の中旬以降があまりに高かったのではないかと。それと梅雨入りした6/7以降、雨は降らずに空梅雨ですが、気温もわりと風が冷たくて最高気温はそれほどあがっていません。
どうもね、稲の分けつがもう一つなんですよね。稲の発育は気温(水温)と日照時間に大きく左右されるらしいのですが、日照の割に気温が上がっていなくて、稲も戸惑っているのかも。それから五月の高温で、やみ田になっているのではないか、という話も。早めに田んぼを干すのがいいかもしれない。


18日(日)
朝のうちは農事組合のポンプ小屋や池周辺の草刈りにでる。二時間ほど。
その後もずっと田んぼの畦畔の草刈り。



鈴木知之『新カミキリムシハンドブック』(文一総合出版)が届いていて、概ね読了。概ねってなんだ?(笑)おもしろいなぁ。先日、って言ってももう一ヶ月以上前の5/15のブログなんだけど、ベニカミキリの写真をあげたけれど、ベニカミキリは竹を寄主植物にしているんですね。竹に卵を産み付けて、幼虫は竹を食べながら大きくなるんだ。そうだったのか。知らなかった。ま、5/15に見つけたベニカミキリもすぐそばに竹林があったんだけど。竹林というと聞こえがいいけど、竹薮です(笑)。


父の日ですな。長女が「これ、お父さんに、父の日ということで。」と無印良品の紙袋を渡してくれた。おお。ウイスキーとポロシャツをいただく。「これ、あんたが選んでくれたん?」とたずねると「ううん。お母さんが。」という返事。どうも年ごろの娘がいるのに、いっこうに父の日を意識しない娘に替わって、奥さんがあれこれ考えてくれたようだ。うーむ。ありがたい。地球の回転が少し速くなったんじゃないか。


そういえば、ここ二、三日、田んぼでトンボの姿を見るようになった。田んぼでヤゴが羽化してきたんだろう。もうそろそろ田んぼも溝切りして中干しの季節だな、と思う。溝切りしていると、ヤゴが一斉に稲にあがってきて羽化している場面に二度、遭遇しているのだ。あーた、それはそれはすばらしい光景ですよ。そうおもっていたら、どうやら羽化したばかりのムギワラトンボ(?)が、軽トラにとまった。羽根が薄くてぺらぺらだし、柔らかそう。まだ充分に飛べないのか、指を出したら、僕の指に移ってきた。むふふふ。
トンボはわりと飛ぶのも速いし、野外では捕まえにくいんですよね。たまに昼寝なんかしていると、家の中に入ってきて、外に出ようとしても窓ガラスにぶつかったりしている間抜けなやつは簡単に捕まえられるんだけど、真夏のオニヤンマとか、捕虫網を振ってもなかなか捕まえられなかった記憶があります。


今日は草刈りしていたら、たぶんオタマジャクシからアマガエルになったばかりと思われる体長1センチほどのアマガエルが、たくさん畔の草の中から田んぼの中に跳び出してきました。えーっとね、あのね、数匹、とか、数十匹、という単位ではなくて、数百匹という感じで、畔の草むらから田んぼにどんどん飛び込んで泳ぎ出すのです。みんな同じサイズ。同じ色。田んぼに浮かんでいたトノサマガエルの上にジャンプしたやつもいました。写真というか動画にしたかったけど、草刈りで両手がふさがっているので、画像はありませんが。ちょうどそういう時期にめぐりあったんですね。すごい数だったけど、サギなんかに食べられたりして、卵を産めるのはどれくらいになるんだろうな。ちっちゃいアマガエル集団、かわいかったです。カエルはカメムシを食べるのかな?