現代田んぼ生活 辻井農園日記

滋賀県の湖北地方で完全無農薬有機栽培米の「コシヒカリ」と「秋の詩」と「みどり豊」を作っている辻井農園のブログです。安心して食べていただけるおいしいお米をつくっています。

溝切りと草刈りとコクリコ坂とイチョウウキゴケ

宮崎吾朗監督『コクリコ坂から』(2011)

24日(土)
昼過ぎまで溝切り。今日は「秋の詩」の圃場を中心に。
午後は溝切り機で切った溝と尻水戸をホリで繋げる。


25日(日)
朝のうちは道路愛護活動で、地域の道路のゴミ拾いや法面の草刈り。僕は草刈りを。
その後も田んぼの畦畔の草刈り。


土曜日のお昼は2時間ほど休憩したのだが、そのうちの一時間半は宮崎吾朗監督『コクリコ坂から』(2011)をDVDで観る。いいなぁ。1963年の横浜が舞台として設定されているんだけれど、もちろん1963年の横浜なんて知らないんだけれど、懐かしい感じもしますね。『トトロ』もそうだったけど、どうも、時代設定がうまいような気がする。メルがカッコいいのはもちろんだが、あと風間俊くんがカッコいい(笑)。カルチェラタンの高校生もなかなか気持ちいい。「旗を揚げる」っていうのもいいですな。ほんとうなら昼寝してしまうところだけれど、ずっと観てました。午後の仕事も張り切ってやりましたよ(笑)。



コンピュータに入れている「そら案内」というお天気表示のアプリとスマホのお天気アプリ「WeatherNews」の週間予報がちょっと違っていて困る。来週も梅雨らしいお天気らしいのだが、大豆の播種を控えている農家としては、天気の具合がとても気になるのだ。


溝切りをしていたら、イチョウウキゴケがたくさん田んぼに広がっていた。Wikiによると「日本では、水質汚濁や農薬の使用によって個体数が減少している。そのため一時は環境省レッドデータブックで絶滅危惧I類に指定されたが、2007年度版のレッドリストでは準絶滅危惧とされた。」ということですが、僕も久しぶりに見たような気がします。“水質汚濁や農薬の使用によって”と書いてありましたが、どうかな?まあ、でも、日本では誰もイチョウウキゴケに興味を持って注目している人がいませんね。いませんというか、非常に少ないですね。去年もこの田んぼで観たかな?子どもの頃はたくさんいたような気がするのだが。タニシもたくさんゴロゴロと田んぼの中に転がっています。この田んぼは一部で水の湧く田んぼで一年中乾ききることがないので、ある種の生き物にとっては過ごしやすいんでしょうね。ま、大きな機械を使う百姓としては、ちょっと困った田んぼになるのですが。え、いや、大きな機械は重いので、沈みがちなんですよね。ええ、以前も書きましたが『平家物語』の木曾の最期の“深田ありともしらずして、馬をざつとうちいれたれば、馬の頭もみえざりけり。あふれどもあふれども、うてどもうてどもはたらかず。”という、これとまったく同じ状況になりがちなんですね。
でもイチョウウキゴケは美しいので好き。