現代田んぼ生活 辻井農園日記

滋賀県の湖北地方で完全無農薬有機栽培米の「コシヒカリ」と「秋の詩」と「みどり豊」を作っている辻井農園のブログです。安心して食べていただけるおいしいお米をつくっています。

溝切り落水中干しとミズムシと蜂に刺されたこと

三田村敏正・平澤桂・吉井重幸著『水生


14日(金)
午前中は先日切った田んぼの溝と尻水戸を繋いで落水など。中干しに入ります。今までは水を張ってきて、土もドロドロの泥状態ですが、落水して土を乾かします。乾いてちょっと土にヒビが入るくらいまで。なんで中干しをするのかという理由は、どこかで土を乾かして固めないと稲刈りがしにくい。コンバインとか機械が泥に沈んでしまうし。それから土が軟らかいと稲が大きくなったとき倒れやすくなりますね。それから土にひびが入るということは、土の中のガスが抜けやすくなりますし、また酸素も土の中に入ります。根が直接酸素に触れられます。それから根が縦に下に伸びやすくなるとも。ま、いろいろ言われてますが、田んぼの環境は激変しますね。ま、生き物のほうでも織り込み済みなのかもしれないけれど。


お昼ごろに溝切りをしていたら、雷が鳴り出して、風が冷たくなって、稲妻が二本、正面に見えた。うーむ。恐い。雷は嫌いだぁ。向こうは降っていそうだけど、結局、こちらにはやってこず雷は止む。


シエスタのあと、また溝切りに出たら、こんどは雨。ま、でも雨に濡れながら溝切りをやり終える。無農薬の田んぼも溝切り。落水は、さて、どうするか。



三田村敏正・平澤桂・吉井重幸著『水生昆虫2 タガメ・ミズムシ・アメンボ ハンドブック』(文一総合出版)が、先日、アマゾンから届いたのだが、読んでみて、ビックリした!これまで何度もこのブログでもマツモムシがうちの田んぼにいるよ、と書いてきたが・・・。マツモムシだと思っていた虫はミズムシだったということがわかったのだ。僕は小学校の時に昆虫の図鑑は何冊か買ってもらっていて、そのなかにマツモムシは載っていて、そうか、この身体の両側にオールのような足が長く出ている虫はマツモムシなのだな、と覚えてたのだが、このハンドブックは水生昆虫に特化したハンドブックの二冊目で、詳しく載っている。ミズムシ!?そんな名前聞いたことないぞ?水虫ならよく聞くけど。知りませんでした。この年になって新しい虫の名前を知るとは。マツモムシって、そういえばすぐ裏返って泳いだりするんだった、と思い出したり。最近は、マツモムシを見てないなぁ、ということに気がつく。要するにここ数年マツモムシだと思っていたのはミズムシのだったのだ。もちろんミズムシにもたくさんの種類があるのだが、まだ捕まえたこともないので、種類を同定できそうにない。だいたい小さいしね。


でも今日スマホで撮影した田んぼの水の中の動画に種類はわからないがミズムシと思われる虫が写っていた。小さいしなかなかすばしこい動きなので、よくわからないかもしれないけれど。





15日(土)
終日、畦畔の草刈り。晴れて暑い!たぶん今年の最高気温を更新したと思います。



そうそう、で夕方、もう日没も近い時刻、田んぼに続く道路の法面を調子よく刈払機を振り回しながら刈っていたら、突然、左耳にブーン!ブーン!ブーン!と何かうるさいので、手ではらってもしつこくブーン!ブーン!ブーン!と鳴っている。しかも急に痛みが。うっ!と思ってよく観ると、ハチでした。しかも5匹、6匹と集団で私の周りを飛んでいる。これはたまらんとすぐに退散。しかし、どんな蜂に刺されたのか確認しないといけない。なるほど、ハチの巣があって、草の茎に巣を作っていたのを、僕が刈り倒したので、怒ってきたんですね。巣には3匹ほどとまっていますが、周りをブンブンと飛び回っているものも数匹。でもわりと小さいハチですね。アシナガバチの仲間のような。ま、小さいので、少し安心。アナフィラキシーショックもないようだし、左耳と左腕をそれぞれ数ヶ所づつ刺されているし、痛いが、まだもう少し刈らねばならないので、痛みを我慢しつつ刈り終え、家に帰ってキンカンを塗ろうと思ったが、ウナコーワしかない。仕方がないので、ウナコーワで応急処置。夜、奥さんがキンカンを買ってきてくれました。キンカンはちょっと沁みますな(笑)。
図鑑で調べてみたら、どうも刺されたのはフタモンアシナガバチのようです。I was stung my body by hornets.