現代田んぼ生活 辻井農園日記

滋賀県の湖北地方で完全無農薬有機栽培米の「コシヒカリ」と「秋の詩」と「みどり豊」を作っている辻井農園のブログです。安心して食べていただけるおいしいお米をつくっています。

法事と楽しいおしゃべりと「もののけ姫」

宮崎駿の「もののけ姫」

20日(土)
午前中は部屋の整理整頓と断捨離。
午後は母家(「おもや」ですけど、この場合はえーっとうちの本家という意味です。)の一周忌の法事。お供えなどをもっていく。無量寿経観無量寿経阿弥陀経などをあげてもらって、一周忌の後あれこれご馳走もたくさん出してもらう。たくさん出してもらったが、一番おいしいと思ったのは白菜のたたみ漬けだったかも。ええ、漬物は大好物なので。飲んでいるときにはこういう一品の旨味が舌にしみます。


その後すぐ夜は、奥さんに送ってもらって、同級生のK君のところへいく。すでにお昼すぎから同じく同級生のT君も来ていて、楽しく飲んで話している。ほんとうなら僕も最初から参加させてもらうつもりだったのだが、母家の一周忌のお勤めがあるので、夜からの参加となったのでした。K君はあれこれご馳走とお酒を準備してくれていて、ありがたいことでした。深夜3時半までなんだかんだとワイワイとおしゃべりさせてもらって、シャンパンやら日本酒やらたくさんいただく。毛ガニもアワビも白神あわびのアヒージョも、アヒージョってなに?とお思いの諸兄もあろうかと思いますが、アヒージョはオリーブオイルとニンニクで煮込んだ料理とこのこと。うーむ。知らなんだ。それからK君は僕が茶わん蒸し好きということをブログで調べてくれていて、なんと銀杏と枝豆の茶わん蒸しまで出してくれました。むふふふ。と言っても料理は奥さんと娘さんが頑張ってつくってくださったようで、ありがたく、うれしく、なによりとてもおいしかったのでした。ありがたいことでした。謝謝。




21日(日)
K君の家に泊めてもらって、朝、コーヒーをいただいたり、さらにお土産までいただいてK君は地域の総会に出て行き、T君のクルマで家まで送ってもらう。
終日、激しく二日酔い(笑)。


お昼にテレビを点けたら、井山裕太七冠のNHK杯の三回戦の様子をやっていた。井山七冠の碁石をもつ手先をが映るのだが、相変わらず美しい(笑)。勝負は途中、解説の先生が「うっ、蘇耀国さんのこの一手はいいですね。これはちょっと井山さんも苦しいかも」とおっしゃっていたのに、井山裕太七冠は何度か考量時間を使って対応し、返って有利な状況にしてしまうという、スバラシイ打ち回しでした。なんと。
その後続けて卓球の全日本選手権をテレビで観る。うーむ。14歳。中学生の張本智和選手が水谷隼選手を圧倒して勝利。なんだかすごいです。実に攻撃的な卓球で見事です。世界でも活躍してほしい!


夜、子どもたちと一緒に宮崎駿の「もののけ姫」(1997)を観る。何度観てもすごい映画だなぁ。


22日(月)
午前中から部屋の整理と断捨離。椎名誠片岡義男大藪春彦などなど学生時代に読んだ文庫本を処分することにする。段ボール箱一箱分なのに115円。まあカバーのないような古い文庫本が中心なので仕方がないが、「AppleScript Programing for Mac」が5円なのは泣けるが、まあどうしようもない。


志ん生の「厩火事」。いやー、笑えます。ええ、何度も何度も聴いているんですが、髪結いの女性の夫婦喧嘩のノロケ話なんですが・・・。「あたしがもう年取っちゃって仕事ができなくなっちゃった時分にあの人がわきに女でもこしらえて、わたしをズドンってするんじゃないかってね、そういうときにちきしょーってんで食いついてやろうと思ったら、その頃には歯が無くなっちゃうからね。」って、どうよ。ちょっと笑い出すと止らなくなりますな(笑)。


「やまけんの出張食い倒れ日記」を見ていたら、料理本の柴田書店が満を持してWebに「日めくりパスタ」を提供しはじめたというニュースが出ていた。うーむ。あーた、1980年代前半、村上春樹の小説やエッセイを読んであれこれ何度かパスタを茹でたあたしとしては、ちょっと気になります。もっとも当時はパスタとバターとバジリコと黒胡椒とかパスタとオリーブオイルとバジリコと黒胡椒とか、じつにパスタの茹で具合に特化したパスタ料理にはまっていたのだが・・・(笑)。ああ、それでも不思議とうまかったんだなぁ(笑)。若くて貧しくて時間だけはふんだんにあるという学生時代ですから、私の舌も若くて敏感でした。


午後から湿ったぼたん雪が降る。田んぼはすぐに真っ白になってしまったが。


もうずいぶん前から農業と福祉の連携って言われつづけているんだけど、なかなか難しいのかな。時間がかかっていますね。僕も可能性は大いにあると思ってはいるのですが・・・。