現代田んぼ生活 辻井農園日記

滋賀県の湖北地方で完全無農薬有機栽培米の「コシヒカリ」と「秋の詩」と「みどり豊」を作っている辻井農園のブログです。安心して食べていただけるおいしいお米をつくっています。

稲刈り作業がつづきます。


28日(火)
もうこうなってくると、曜日の感覚はほとんどなくなってくる。まずはとにかく天気予報で、スマホのアプリで一時間ごとの天気や週間天気予報、雨雲レーダーばかりをチラチラ眺める日々です。
今日はどうも大気の状態が不安定らしく、午後は雨が降るかも、降らないかも、と見るたびに予報が微妙に変わっている。大型コンピュータがもうシャカリキに、計算に次ぐ計算を繰り返しているんでしょうね。


期待していた通り、朝、作業所にいったら、米の乾燥があがっている。ありがたい。朝のうちにすこし籾擦りをして、稲刈りに出る。
ええ、雨雲レーダーの予報通りというか、降るのか降らないのか、微妙な状況のまま、昼食もとらず、午後は祈るような気持ちで稲刈りを続けていたら、降ってきました(笑)。ところがザッと降るのならすぐにあきらめてコンバインを格納するのだが・・・。雨の降り方がポツポツ雨なのだ。しかも、ポツポツしていたかと思えば、止んで、またポツポツと雨が降るという、誠に百姓泣かせの、意地悪な雨である。あともう少しで乾燥機一杯分が刈れそうなので、迷いながらも刈りづつけて、撤収。考えたらわかるが、籾が濡れていると、コンバインで刈取って、脱穀するときに、脱穀しても、濡れていると藁にひっついて、いっしょに排出されてしまうんですな。うーむ。さらに刈取った籾がすこし濡れたので、乾燥に時間がかかりそうです。


バタバタと稲刈りから帰ってきたら、農機センターのKさんがネズミにかじられた色彩選別機の部品をもって修理に来てくれた。昼食を食べそこねていたので、お茶漬けサラサラとして、人心地ついているうちに、修理完了。ありがたい。


その後、早速籾擦り。そうしてヌカ捨て。


ビールを飲んだらすぐにうたた寝。夜中に目が覚めてウダウダしていたら、けっこうな雨音。うーむ。



29日(水)
5月の中旬に植えたコシヒカリの圃場の尻水戸を切って落水。雨上がりの朝。朝日が濡れた稲にあたれば、なんとも美しい。


予想通り、籾の乾燥に時間がかかっている。その間に精米など。それからお米の出荷。
お昼前から籾擦り。
午後は稲刈り。暑い。ところがInstagramに「稲刈り中。暑い。」とコメントしたらとたんにどこからか冷風がやってきて、ほんのすこしだけポツポツ雨が降ってくる。積乱雲の端っこに引っかかったんだろうな。でも短時間だけだったのがありがたい。
その後は籾擦りをして、ヌカ捨て。


誰もいない田んぼで笑顔の自撮り第二弾をやってみた。前回より自然な感じになったような気がするが、ヒゲのトリミングというか、カットというか、グルーミング(毛づくろい)というのか(笑)、を忘れていて、ごま塩のヒゲや鬢(びん、もみあげです)が気になるぜ(笑)。しかし、僕はこんな顔だったのか。いつのまにこんな顔になってしまったのだろう(笑)。


ビールを飲んだらすぐにうたた寝。このところ広島カープのラジオ中継も聴けてない。結果だけは毎日チェックしている。あとYouTubeで試合のハイライトをすこし見たり。今日、ジャイアンツに延長十回逆転勝ちしたので、マジックは20になり、二位のスワローズには11ゲーム差で、残り試合は30試合。いやはや。


稲刈りがはじまると、まあ、稲刈りは穂の様子を見ながら順番にすすんでいきますが、乾燥調整作業は、お米の品質におおきく影響をするので、少々時間はかかっても、籾の様子を確認しながら、慌てずゆっくり丁寧にやっていかねば。

日本農業新聞のコラム記事。グルタミン酸イノシン酸グアニル酸。なるほど。