現代田んぼ生活 辻井農園日記

滋賀県の湖北地方で完全無農薬有機栽培米の「コシヒカリ」と「秋の詩」と「みどり豊」を作っている辻井農園のブログです。安心して食べていただけるおいしいお米をつくっています。

無農薬「秋の詩」の稲刈りから稲刈り終了!までの日々


7日(日)
朝、精米と発送。
その後、無農薬「みどり豊」の籾擦り。うーむ。米粒がなかなか美しい!


午後は稲刈り。無農薬「秋の詩」の圃場。晴れてきたのでありがたい。長男にコンバインを任せて籾を運んでいたら、なんだかコンバインから異音がしだした。あれ?よくよく観てみたら、刈取り部の稲を運ぶガイドの針金が、どういうわけかボルトが外れて、ギアに絡まっている。やれやれ。大きな音がするはずだ。なんとか長男が針金をはずして稲刈り再開。いやはや。


夕方に年貢(お米)をあちこちに配る。


さっきFMラジオから渋谷陽一の声が聞こえてきて、ふっと耳が反応する。僕が中学・高校のころによく聴いていました。でも声が少ししわがれた感じだったけど、今、いくつになったんだ?






8日(月) 体育の日
朝はまず昨日刈取った無農薬の「秋の詩」の籾擦り。あはははは。つやつやの玄米です!
それから稲刈りに出る。15時過ぎまで。
夕方、新米を一年分買っていっていただいたお客様がワゴン車で取りにこられる。ありがたい。
それからヌカ(籾殻)がほしい、と言っておられたご近所さんの畑に籾殻をコンテナ半分の量をあける。



9日(火)
朝のうち籾擦りをして、その後稲刈りへ。夕方ヌカ捨て。



10日(水)
朝のうち籾擦りをして、その後稲刈りへ。午後は雨の予報だったが、一枚刈り終えて、田んぼからコンバインを道路に上げた12時半からポツリポツリと雨が降りだす。
午後は籾擦り。


11日(木)
終日曇り。ときどき少し雨。
朝のうちは精米など。その後は籾擦り。午後も籾擦りをして、くず米を出荷し、夕方はお隣の市までお米の配達など。


12日(金)
午前中は曇り、午後から晴れてくる。
昨日は天気がよくなかったので稲刈りが出来ず、籾擦りが中心だったので、今日は朝一から稲刈りが出来る。しかも曇り空なのであまりきつい露も降りていない。うーむ。しかし北風がちょっと冷たいぜ。ヤッケをかぶりたくなる気分だが・・・。
というわけで、張り切ってコンバインに乗って田んぼに向かったのだが・・・。車庫から200mほど動かしたところで、焦げ臭い匂いが・・・。ヤバイ。たいへんヤバイ。すぐにコンバインを停めてエンジンを切る。ゴムの焼ける匂いなのでベルト関係か。あちこちカバーを外してみるが、よくわからない。それにまだ刈取りも脱穀もしていないので、そっち関係のベルトは動いていないはず。うーむ。ということは走行関係か・・・。とあれこれ当たりをつけて詳しく見てみると・・・。わかりました。ダブルでかかっているベルトの一つが外れて(たぶんベルトが外れるのを防ぐための金属棒に)こすれている。と原因がわかったところで、農機センターに電話してきてもらうことにする。手を伸ばしてベルトを引っ張ってみたがテンションがかかっているので、びくともしない。どうしてはずれたんだ?
いつも担当してもらっている農機センターのKさん、Wさんは今日は研修会だそうで、初めてのSさんがやってきてくれましたが、これが僕より少し年上の感じの紳士な、上品なメカニックさんで、ベルトはコンバインの奥のほうだったので、メガネレンチに力を入れにくい、と苦労しておられましたが、テキパキとなおしていただきました。なにしろ村の中の細い道路を大きなコンバインが占有してしまっているので、クルマが通れない状況ですし。
その後の稲刈りは順調に。ありがたい。実はコンバインはクローラーの転輪にも、方向を変えるクラッチにも、藁切りカッターのベルトにも、あちこち問題を抱えて満身創痍のコンバインなのだが・・・、あともう少しで稲刈りも終わるので、我慢して動いてもらっているが、いつ動けなくなるかわからないのである。今日は順調だったので、残り三枚の田んぼ。7反弱の面積なのだが、稲刈りが終わったら、プロの整備にいれるので、なんとか我慢して動いてね。



13日(土)
朝、一番に籾擦り。
朝露が乾いてきそうなので10時前に籾擦りをひとまず終えて、稲刈りに出る。あと残り三枚なのだ。
最初の一枚は水口側の隅がすこし土の軟らかいところもあったが、稲は立っているし、おおむねシュルシュルと刈れる。残り二枚。
うーむ。稲がまず半分は倒れている。でもってその倒れているところは土が軟らかく水も浮いている。コンバインも沈みがち。ああ。
でも臨機応変にその場その場で対処するのが百姓だ。とりあえずゆっくり刈ることにする。まず倒れている稲をすくえるように刈り刃を下げなければいけませんな。でも刈り刃に土をかませないように少し刈り刃を上げなければいけませんな。という矛盾した状況の中、コンバインのコントロールレバーの操作に慎重さが求められるので、けっこう集中して疲れる。

コンバインのスピードはゆっくりなので、作業効率が上がらず、昼ご飯を食べている余裕もない。
おまけに藁が濡れていたりするので、刈り刃で詰まり、刈ってこぎ胴に運ぶところで詰まり、藁のカッターで詰まる。やれやれ。とうとう昼飯抜きで刈り終えました。
というわけで、残り一枚、というところで、本日の仕事はここまで。



14日(日)
今日は朝から村の作業で、桜並木の枝が大きく伸び過ぎて通行の邪魔になるので、邪魔になる枝を伐採してもらったのだが、その伐採した枝の後始末処理で機械でチップにしてしまうという作業に出る。なんだかんだで朝の8時から15時まで。桜の枝がずいぶんチップになってすっきり道も通りやすくなりました。


その後、ヌカ捨てに出て、夕方からちょっと遠い地主さんのところへ年貢を配りに出る。



15日(月)
午前中は曇り空。午後から陽射しが出てきた。
午前中は籾擦り。それから米の出荷。
少し早めにお昼ご飯を食べて、いざ、午後は今年最後の稲刈りに!ジャカジャーン!
最後に残ったこの田んぼも隅のほうがものすごく深く、長靴でも深ぶってしまうのほどなので、当然、田植え機も無理だし、コンバインも無理なので、ちょっと苦労する。ま、その隅のほうだけなんだけど。

しかし、ま、その隅以外は、おおむね良好でコンバインで順調に刈り終えることが出来ました。
あははははは。うれしい。
稲刈りをしていると、コンバインにおどろいた虫が田んぼから飛び立つんでしょうね、するとその虫を狙ってツバメがやってくるのだと思いますが、ええ、ツバメが乱舞しておりました。もうそろそろ南のほうへ渡る季節なのでしょうか。腹が減ってはなんとやらですからね。大きな画面にしないと写っていないかもしれませんが(笑)。


たぶん、こんなに遅くまで稲刈りしたのは初めてことです。だって8月末から稲刈りし始めたのですが、確か、今年は猛暑もあって、例年より一番早くから始めたはず。なのに一番遅くまでかかったんですから、稲刈り期間としては最長ですな。いかに長雨と台風にやられたかがわかりますな。とにかくこれで育んできた田んぼの稲はすべて刈り終えたので、あとは乾燥調整して出荷すればいい。もう天気も・・・、と言いたいところだが、これから麦の播種や大豆の刈取り(大豆はほとんど芽が出なかったので、雑草だらけになってしまっているけれど。)があるので、秋晴れが続いて田んぼをどんどん乾かしてほしい。さもないと麦の播種もできないぜ。やれやれ。
たのむぜ、お天道さまよ。尊敬申し上げておりますきに。



さて。
前回だったか、前々回だったか、古いデータベースソフトが新しいOSになったら動かなくなったことを書いた。そこで最新バージョンのお試し版をインストールして動かしてみたのだが、なかなかしっかり動いているので最新版にアップグレードすることにする。ところが今使ってるソフトが古いのでアップグレードの対象になっていないので、まるごと最初から購入することになるらしい。ツライぜ。ダウンロードしたお試し版にシリアルナンバーを打ち込めば正式版になるようです。さてどうしようか迷ったのだが、Amazonのポイントが溜まっていたので、それを使うことにしてAmazonからCD版を購入して送ってもらうことにしました。ええ、送られてきました。でも・・・。うーむ。今のiMacにはCDやDVDのスロットがないのか・・・。今ごろ、気がついた(汗)。どうしたらいいんだ?(笑)
今あるお試し版にCD版のシリアルナンバーを打ち込んで解決。解決なんだよな?


郵便局の「ゆうゆう窓口」はたいていいつもよく混んでいて、時にはドアの外まで行列が出来たりするのだが、そういえば、先日もちょっと長い行列が出来ていて、ああ、これはこれは、と思ったのだが、長い行列になっている原因のひとつは(一番の原因は窓口が小さ過ぎることです。)、中国人の若い女性がゆうパックで中国に荷物を送ろうとしているのだが、局員が中身を訊ねていて、その女性は化粧品関係も入っていると応えたのだが、これがまずかったんですね。最近の航空便の荷物はアルコールがダメになっているので、局員さんは「化粧品にアルコールが含まれていませんか?もし含まれていると、ここで預かっても空港の検査でひっかかって戻ってくるかもしれない。戻ってきたときには、料金の払い戻しはできないので、もう一度、化粧品は確認した方がいいですよ。化粧品は成分が確認しにくいので、できたら送らない方がいいかもしれませんね。」などと日本語でゆっくり説明しておられるのだが、これがどうにも中国人の女性に通じていない。だいたいアルコールが通じていないようだ。局員さんは自分のスマホでアルコールを中国語変換させて、説明して、なんとか理解してもらったようだが・・・。その女性は一旦、列から外れて、スマホで誰かに電話したようで、中国語でなにか声高に話しはじめた。私は昔、そういえば(笑)、中国語を五年間学んで、中国残留孤児だった方の娘さんに中国語で日本語を教えるという、暴挙ともいうべきボランティアを半年ほどした度胸はあるのだが、先生方には大変申し訳ないことに今ではすっかり忘れてしまっています。なにを話しているのかはまったく理解不能
その娘さんは列から外れて持ってきた荷物のガムテープを剥がして中の化粧品を取り出そうとしたのですが、これが布のガムテープが何重にも巻かれていたりするので、うまく剥がせないようなんですね。ちょうど僕の順番になったとき、郵便局の窓口の僕の横で、突然、「ナイフ!ナイフはないですか?」と大きな声を出したので、これまた局員さんはいささかパニックになり「ナイフ!?」と言ったきりオタオタしている。まあ、いきなりナイフはマズイですよね。
こういうとき中国語も日本語も僕がお互いに通訳してあげられたら(だってお互いに困っているんだから)どんなに気持ちいいだろうとは思ったが、今ではすでに日本語さえもあやしくなってきているので、どうしようもない。
「あのー、彼女は梱包した荷物がガムテープでバッチリグルグル巻きなので、ガムテープをはずすのにナイフを貸してほしい、と言ってるんですよ。混んでいて大変でしょうけれど、ナイフでなくても、なにか貸してあげてください。」とだけ局員さんに説明して帰ってきた。


楽天市場に出店したこともあるし、ホームページで新米を売り出すということもあるので、いくつかバナーを作ってみたのだが、これが、どうも、あーた、評判がよろしくない(笑)。ええ、ま、年内にはなんとかしたいな。うーむ。


ああ、机の上が、ずいぶん散らかってきた。それから未開封の郵便の封書もいくつもあるなぁ。はやくなんとかしなくては。