現代田んぼ生活 辻井農園日記

滋賀県の湖北地方で完全無農薬有機栽培米の「コシヒカリ」と「秋の詩」と「みどり豊」を作っている辻井農園のブログです。安心して食べていただけるおいしいお米をつくっています。

小麦の播種の後始末と大豆の刈取り


12日(月)
今日は昨日で小麦の播種をいちおう終わりにしたので、トラクタに付けていた播種機(シーダー)の掃除をして、格納しました。シーダーは播種と施肥と除草剤の散布をいっぺんにやってくれるのでともてありがたいのだが、肥料は窒素・リン酸・カリですから、基本的に「塩」なわけで、きちんと掃除しておかないとすぐ金属が錆びるんです。実際、あちこちサビサビになってきましたが、ま、丁寧に掃除して注油しました。
それから除草剤の散布をするタンク等の掃除。これも散布するところが目詰まりしないようにきれいに掃除しておかねばなりません。
あと夕方は農事組合の組合費の計算のためのあれこれの準備。


13日(火)
朝まだ暗いうちから事務仕事。それから精米など。
午前中は作業所の整理と大豆用に乾燥機を組み立てる。
午後は大豆の刈取り。汎用コンバインを借りて刈取るほどの量ではないと思って、長男と鎌で刈取る。で、軽トラに積み込んで軒下に干す。
と簡単に書きましたが、ふだん汎用コンバインでしてきた作業を、鎌をもって手作業でやるとなると、あれこれ手間がかかります。



メジャーリーグの新人王に大谷翔平が選ばれたとのこと。1995年の野茂英雄投手(ドジャース)2000年の佐々木主浩投手、01年のイチロー外野手(以上マリナーズ)以来、17年ぶり4人目です。快挙ですな。なんかね、野茂の時も思ったけど、彼が活躍すると、妙に誇らしい気持ちになるんだなぁ。投げて、打って、走って。もう野球のおいしいところをすべてもっていっているという、しかもあの笑顔だし、メジャーリーガーの中に混ざっても引けを取らないあの肉体。うちの奥さんはニュースを観て「この子は笑顔がねぇ。かわいらしい。」などとおっしゃってます。なんともねぇ。
だいたい当初は二刀流に否定的な意見が多かったのに、それを覆しましたからね。右肘とか、なかなかキビシイところもかかえているのだが、20年以降の、二刀流で復帰してほしいですね。二年目のジンクスとか、あれこれ心配はあるが、でも手術もしたし、身体を休めて、また来年、ええ、応援してるぜ。


大相撲もラジオで聴いているのだが、稀勢の里には、なぜかがんばってほしいと思っています。初日から三連敗。もし身体に痛みがあるなら話は別だが、気負いや力みの問題なら、開き直って頑張ってほしいな。きっかけがあれば、と思うのだが。こうなったら10勝を目標にして頑張ったら、ええと思うんやけど。三段目三十三枚目の宇良は1勝0敗、前頭十二枚目の遠藤は1勝2敗。まだ三日目。


仕事があるのに働く人出がなくて会社が倒産する人手不足倒産などという話が出てきて、「外国人材拡大法案」が国会で審議されていますね。人手不足、労働力不足といったって、要するにシンドイ仕事(単純労働などと言われていますが、単純労働は単純なだけシンドイ仕事ですわな。)にきちんとした賃金が払われていないので、日本人がやりたがらないというだけではないでしょうか。そういうところを置き去りにしたまま、外国から人を入れるようにしたって、また問題が起きるに違いないと思います。
農業は、高齢化、人手不足、後継者不足が言われていますが、それは食料自給率が先進国の中で極端に低いにもかかわらず、自給率の低さの危うさに鈍感で、他の輸出産業のわりをくって、農産物の輸入を推し進めて、農業が大事にされていないからではないかと思っています。
うん?愚痴ってる?(笑)


このところ聴いている落語が桂米朝さんや東京の人情噺に偏っていたからか、久しぶりに枝雀さんの落語を聴いたら、その巧さと異端さをしみじみ感じました(笑)。
最近、六代目笑福亭松鶴の音源がどんどんYouTubeにアップされてきていて、楽しまさせていただいています。浪曲や講談もどんどんアップされるとうれしいけど。