現代田んぼ生活 辻井農園日記

滋賀県の湖北地方で完全無農薬有機栽培米の「コシヒカリ」と「秋の詩」と「みどり豊」を作っている辻井農園のブログです。安心して食べていただけるおいしいお米をつくっています。

大豆の刈取りをとりあえず終える。


16日(金)
朝のうちは晴れていたが、午後は曇りがち。
今日も今日とて、大豆の刈取り。だいぶ背中や腰に疲れがきている(笑)。ま、こうして雑草だらけの圃場で大豆を探して鎌で刈って積み上げていく、なんて作業はプロ農家というか、専業農家としてはハズカシイったらないんだけれども、とりあえず来年播種するタネぐらいは残しておかないと、タネは買うとなると、農協もべらぼうな値段を言ってくるのだ。出荷する大豆の値段とは雲泥の差なんである。


17日(土)
午前中は思いのほか曇りがちで、雨でも降るかもと思って大豆の刈取りはやめて様子見。ちょっと事務仕事。
午後は晴れてきました。田んぼに発酵鶏糞をまく。150kg/10a。ま、この加減がどうなのかわからないのだが。


18日(日)
朝からよく晴れているので、大豆の刈取り。
今日は三反分の圃場で大豆を探して刈取りと脱粒する。明日は雨になるらしいので、いちおうけりをつけるつもりで頑張りました。
来年の大豆のタネが確保出来たのかどうかあやしいが、今日で大豆の刈取りはおしまいにするつもり。そんな話を今朝、手伝ってくれている長男にも話したのだが、夕食を食べ終わって突然長男が、「わしゃ、明日から一週間は休みをもらうでな。勝手ながら。」と高らかにのたまうのでした。「なんや、急に。勝手な。」と言うと、ニヤリとして、がははははは、と笑いながら自分の部屋に消えました。ま、手作業の大豆の刈取りがこたえたんでしょうな。だって周りの農家はみんな汎用コンバインで圃場を次々に大豆の刈取りをしておられるのが見えるわけですから。たぶんシンドかったンやろな。ま、私も腰や背中に筋肉の張りが出ました。でもこういう不作というか、失敗の年もあるわけで、雑草の中を大豆を探しながら刈るなんぞは、ヤンマーのいう「プロ農家」ならあってはならん作業でしょうが、仕方のないときもあります。しかし、長男は一週間、なにかするつもりなんやろか。


次女が「お父さん、歳、いくつ?ひょっとしてゴパチ?」と突然に訊いてきたので、「なんでやねん、失礼な、まだゴピチやがな。」と答えておいた。我が家では九九の七の段、七七四十九はピチピチシジュウクと言うのがお決りなのです(笑)。枝雀さんの落語からの受け売りですが、うちの子どもたちにはウケるネタです。
ええ、これです。上方落語の大ネタです。