現代田んぼ生活 辻井農園日記

滋賀県の湖北地方で完全無農薬有機栽培米の「コシヒカリ」と「秋の詩」と「みどり豊」を作っている辻井農園のブログです。安心して食べていただけるおいしいお米をつくっています。

積雪とイタチと『農業を株式会社化するという無理』


 27日(木)
 朝は少し陽射しもあったが、その後曇ったり時雨れたり。暗くなって一段と風が強くなる。雨は夜更け過ぎに雪へと変わったのでありました。寒い。


 しかし、なんですな、プロ野球の話題はストーブリーグということになっているのだが、カープからはFA宣言した丸選手がジャイアンツに移籍することになりました。はっきりとした数字はわかりませんが、5年で35億円の契約という話もありますね。単純に計算すると年棒7億円です。まあカープのV3の中心選手で、2年連続のMVPですから、カープの顔であり、セ・リーグの顔だし、日本のプロ野球の顔なんですが、まあ、ジャイアンツの提示金額が、カープの提示金額とぜんぜん違うので、まあ、仕方がないですね。まあ、こういうことをするからジャイアンツは嫌われるんでしょうけれど。同じリーグですから丸もやりにくいでしょうね。
 昔から金持ち球団と貧乏球団の話はよく話題になりますが、えーっと、球団ごとの2018年の平均年俸で比べると、ホークスが7826万円でトップ、二位はジャイアンツで6380万円。三位はタイガースの4100万円。以下マリーンズまで3000万円代で並んでいて、最下位がファイターズの2381万円。2017年はカープは11位だったのですが、まあV3ですし、5位の3432万円に跳ね上がりました。観客動員数でもジャイアンツとタイガースは別格ですが、カープソフトバンクについで12球団中4位ですから、選手の年俸も上げてあげたいところです。
こういう数字は、まあ僕がネットで調べたのですが、プロ野球ファンとして、移籍やドラフト会議については、気になったりするのですが、契約更改の年棒についてはあまり興味がないんだなぁ、なんでだろ。
 あと、ジャイアンツとタイガースはオフシーズンの話題がすごく豊富ですね、次々にネットに情報が上がってきているが、カープは異常に話題になりませんな(笑)。




 28日(金)
 目が覚めると田んぼが白くなっていた。この冬初めての積雪。終日、風も吹いて、ほんとに寒い。
 雪のせいか、庭の槙の木にイタチが登ってきた。カメラを向けたのですが・・・。もうちょっと焦点距離の長い望遠レンズがほしいところですが、イタチも僕のほうがじっと見つめてきたので、二人で見つめあってしまいました(笑)。


 昨日から読みはじめた内田樹 藤山浩 宇根豊 平川克美『農業を株式会社化するという無理 これからの農業論』(家の光協会)読了。いやー、おもしろかったなぁ。これはとても刺激をうけて元気になりましたな。いや、内容は、農業は儲かりまへんで、という話なんだが(笑)。
 なんにせよ、資本主義社会が変わらねばならない時期に来ているのは間違いないんでしょうが、貨幣経済である以上は儲かる仕組みになっていない農業がおおきな脚光をあびるにはもう少し時間がかかるような気がするなぁ。経済成長がいつまでも続くはずはないんだけれど。久しぶりに付箋を貼りつつ読むという読書をしたら、たくさん貼り過ぎてしまったぜ。


 「レバレッジ」という語を初めてこの本で知ったのだが(笑)、経済学の本などは無縁の人生だったからなぁ(笑)。「レバレッジ」① 借入金によって投資を行い,借入利子よりも高い利潤を得ようとすること。借入資本利用。 →LBO(ABC略語)② 小さな努力で大きな効果を生むこと。うーむ。
あと、「都会で食えなくなったら、クニに帰って百姓やります。」というセリフも最近はドラマでも出てきませんな、確かに(笑)。