現代田んぼ生活 辻井農園日記

滋賀県の湖北地方で完全無農薬有機栽培米の「コシヒカリ」と「秋の詩」と「みどり豊」を作っている辻井農園のブログです。安心して食べていただけるおいしいお米をつくっています。

『人生処方詩集』と若手の上方落語家


午後はだんだん寒くなってきてちょっと時雨れてくる。


この正月はケストナーの『人生処方詩集』(岩波文庫)をちびちびと読んだりして、ちびちび飲んだり、うつらうつら眠ったりしていたりしていたのだが、今日、やっと読み終わったのですが、うーむ。どうもよくない(笑)。いや、昔から何度も経験しているのです、とくにヨーロッパ人の詩集を文庫本で読もうとして、なんともよくわからない感じ。よさがわからない、というとミモフタモナイのですが、・・・。
僕はケストナーは『飛ぶ教室』しか知らないのですが、それがあまりにも素晴らしかったので、『人生処方詩集』も読んでみる気になったのですが、翻訳の詩集というのは、つくづく難しいものだと思うところです。{ほんとはもっとたくさん書いたのですが、いろいろ障りがあるような気がしてきて、ぐっと短くしました(笑)}


落語や講談や浪曲を聴くことが多いと何度も書いているが、現場の生の落語会や寄席に通っているわけではないので、若い落語家さんのことはぜんぜん知らないわけです。などと急に若手落語家のことなどを書きだしたのは、「咲くやこの花賞」を笑福亭喬介さんが受賞したというニュースを去年の暮れに聞いたからですが、「牛ほめ」はちょっとおもしろかったです。ええ、このあたりの私の表現のキビシサは自分でもよくわかっているのですが、でもほんとにおもしろかったのはちょっとだけだったんですから、仕方がありません。


【落語の語】牛ほめ【笑福亭喬介】



そのあとあれこれ眺めているうちに桂小鯛さんを見つけました。今のところやっぱりおもしろいのはちょっとだけですが、ある種のムードは感じます。
「落語会に行こうかというお客様は、まず生活に余裕がおあり。で、心にもゆとりがおあり。ま、そういうような方か、人生をあきらめておられるか、どちらかで。ええ、そんなこともありませんけれども、もちろん前者やと思いますけれども、どちらにいたしましても、もうありがたいことでございます。」

六地蔵巡り大善寺落語会で桂小鯛の「ちりとてちん」(2014.8.22)