現代田んぼ生活 辻井農園日記

滋賀県の湖北地方で完全無農薬有機栽培米の「コシヒカリ」と「秋の詩」と「みどり豊」を作っている辻井農園のブログです。安心して食べていただけるおいしいお米をつくっています。

回るお寿司と『her/世界でひとつの彼女』と『雨乞い源兵衛』


17日(日)
 午前中は役員の引継の文書を整理し直したり、パソコンの文書はCDのディスクに焼いたりして、次の役員さんのところに持っていく。
 お昼に家族で回るお寿司を食べにいくことになりました。長浜市には何軒か回転寿司があるんですね。今、Googleマップで検索してみたら5件上がってきました。安価という表示が3店、お手頃という表示が2店でした。安価なお店というのは、まあ、だいたい一皿100円ですね。お手頃店というのは一皿290円あたりから600円くらいでしょうか。最初、一皿100円店に行ってみましたら、土曜のお昼時ですから、すでに駐車場が満杯。車を停めるところもないので、その近所のお手頃店へ。ここもそこそこ混んでいましたが、5分ほど待って座ることができました。お寿司はおいしかったです。たくさん食べることができました。お店の壁に滋賀県の環境こだわり農産物のポスターが貼ってありましたが、そこに知り合いの農家の写真が載っていてちょっとびっくりしました。でもいい顔で写っておられました。


午後はうちの奥さんが白玉粉を使って何やら台所でやっているなと思っていたら、いちご大福を作っていました。夕飯の後いただきましたがとてもおいしかったです。



ちょうど今、デイビット・モントゴメリーの『土・牛・微生物』という”土の健康と新しい農業をめぐる物語”の本を読んでいるところですが、今朝の日本農業新聞に「耕さなくても、連続栽培でふかふか」と言う記事が載っていました。不耕起栽培の話です。確かに畑ものの作物には、おもしろそうな栽培技術ですね。って鍬や鋤ができるまでは、不耕起栽培が当たり前の栽培技術だったわけですが。自然の森や林はもちろんですが、空き地も野原も、耕さなくても立派にいろんな草が生えてきていますしね。



18日(月)
 朝のうちは少し雲がありましたが、お昼前から気持ちよく晴れてきました。父が朝から苗代のプール苗代用に田んぼの「こなし」をしてくれました。僕はあれこれ少し事務仕事。


 スパイク・ジョーンズ監督・脚本『her/世界でひとつの彼女』(2013)をiTunesで観る。近未来のロサンゼルスが舞台なのですが、なかなか美しい街です。アジア系の顔が街にあふれています。人格を持つ最新の人工知能型OSに恋をする男の話です。人工知能(AI)に恋をするということですな。すでに世の中はコンピュータへ入力は音声入力が基本になっているようで、キーボードはほとんど使われていませんね。イヤホンをつけて声であれこれコンピュータというか携帯に話をしたり、命令をしたりするんです。ですから街中であってもみんながブツクサブツクサとつぶやいていたりするんですが、でも全体として静かな落ち着いた街に描かれています。人口が少ないんじゃないかと思わせられます。
 主演はホアキン・フェニックス。あとエイミー・アダムスルーニー・マーラルーニー・マーラはあまり出てこないけれど、それでもいい感じ。リスベット・サランデル役の時より数段いい女になってきてます(笑)。
 AIに恋をする男なんて、実にくだらないし、ばかばかしいという気もするが、脚本がいいからかな、なんだか引き込まれてしまいました。
昔、って僕が小学校ぐらいの時にテレビで観た映画で、アメリカで人工知能のコンピュータを開発して、ソ連をやっつけよう、と企んでいたら、ソ連でも実は同じように人工知能を開発してアメリカをやっつけようと企んでいて、そのうち人間が気がつかないうちに、アメリカとソ連のコンピュータどうしが協力しあって、人間の言うことを聞かなくなって暴走していく、というのがありました。あれはなんていう映画だったんだろう。とてもおもしろくてよく覚えているのですが。そんなことがあり得るのかどうかはわかりませんが、この映画でもAIがどんどん自分自身でネットワークを広げていろんな意味で経験値を上げていきます。  で、・・・、とこれ以上は書けませんが。楽しめました。



今日のこむぎの圃場。そろそろ追肥をやる時期かなぁ。一枚だけ播種した大麦も追肥が必要な気がします。これも天気を観て、風のあまりないときにまかねばなりませんね。


 桂枝雀さんの『雨乞い源兵衛』を聴いてみる。これは「枝雀寄席」の音源ですね。落語作家小佐田定雄の書いた落語です。最初のマクラが相変わらずおもしろいです。地球の歴史、生き物の歴史が三分で語られます(笑)。このところ上方落語米朝さんや月亭方正なんかを聴いたり、江戸落語もよく聴いたり、寝る前にはナイツの漫才を聴いたりしていたので、枝雀さんの落語はちょっと久しぶり感がありましたが、やっぱり面白いですね。

枝雀落語 281 雨乞い源兵衛



 古今亭菊之丞さんの『景清』を聴く。もともとは上方落語の噺なので枝雀さんでよく聞いていました。京都の清水寺が舞台ですからね。ですから話の舞台が江戸になるとちょっと違和感があります。でも菊之丞さんもうまいですね、それはよくわかります。

【落語】古今亭菊之丞「景清」



明日は二十四節気の「雨水」ですね。空から降るものが雪から雨に変わり、雪が溶け始めるころだそうです。お天気をみながら、あれこれ準備をはじめる頃でもありますね。