現代田んぼ生活 辻井農園日記

滋賀県の湖北地方で完全無農薬有機栽培米の「コシヒカリ」と「秋の詩」と「みどり豊」を作っている辻井農園のブログです。安心して食べていただけるおいしいお米をつくっています。

奈良京都大阪と研修旅行

 火曜水曜と営農組合の研修旅行で奈良大阪京都と旅してきました。火曜日の初日はお昼過ぎまであいにくの雨模様でしたが、奈良で大麦やお米を焙煎している工場の見学をしてきました。今年もタネ採り用に少し大麦を作るのですが来年度からこのあたりでは転作の作付けが小麦から大麦に変わるのです。出荷する大麦は麦茶用で、この工場に運ばれて焙煎されるということなので、工場を見せてもらいにきたわけです。社長さんと若い社員さんと二人が案内してくださいましたが、いい製品を作ろうとあれこれ努力をしているわけですが、原料、材料となる大麦の品質が良くないと難しいので、是非ともよい大麦をつくっていただきたい、とおっしゃっておられました。ええ、もっともな話ですね。今年も一枚だけタネ採りように作付けしたのですが、作り方の勉強はもちろんですが、ま、丁寧にいいものをつくっていきたいものです。


 夜は大阪のなんばのホテル泊。夕飯はネオンを映す道頓堀川を見おろしながら、あれこれおいしいくいただきました。


 水曜は研修も概ね終わったということで、京都伏見の黄桜酒造の工場見学、それから昼食をいただいて、伏見稲荷大社にお参りして帰ってきました。伏見稲荷は千本鳥居が有名ですが、その境内はとても広くて稲荷山全体が信仰の対象になっているようです。標高は233mらしいですが、お山めぐりは一周約四キロ、2時間ほどかかる、とガイドブックにはあります。時間の関係もあってそこをたぶん一時間ちょっとで回ったんではないかと思います。頂上の一之峰上社には末広大神が祀られているとかで、末広がりでよいことがありそうですが、本殿でも一之峰上社でも、平穏無事な暮らしにお礼を申し上げ、家族の健康と豊年満作をお願いしてきました。ま、なんとも欲深いことですが。
 参拝に外国の方もたくさん来ておられました。ま、あの千本鳥居はなかなか外国の人にはおもしろいでしょうね。鳥居の朱色が映えるので写真に撮ってもおもしろいし。平日ですがとても賑わっているなかを早足で登ったり降りたりしたので、けっこうな汗をかきました。暖かかったし。そんなこんなで僕は一枚も写真は撮れなかったけど(笑)。


 黄桜のCMといえばカッパです。最初は清水崑が、つづいて小島功が描きました。小島功の女のカッパにはおっぱいが描かれていて、子どもながらにちょっとドキドキしたものでした(笑)。黄桜の歴史の展示コーナーにお二人のカッパのCMが流れていましたし、小島功の原画がたくさん飾ってありました。YouTubeでも検索するとたくさん昔のCMが出てきますね。