現代田んぼ生活 辻井農園日記

滋賀県の湖北地方で完全無農薬有機栽培米の「コシヒカリ」と「秋の詩」と「みどり豊」を作っている辻井農園のブログです。安心して食べていただけるおいしいお米をつくっています。

麦に追肥をやることと「壺坂霊験記」を浪曲で聴くこと


 今日が晴れそうだということは昨日の天気予報でわかっていたのだが、朝起きたら薄曇り。でも無風で霜が降りていた。
 麦に追肥をやらねばならんわい、とここ数日思っていたのだが、今日がいいタイミングみたいなので、朝、開いたばかりの郵便局で用事を済ませたあと、すぐに農協で軽トラに肥料を積んで、そのまま圃場へいき肥料をまく。久しぶりに動力散布機を担いだので、いささか疲れる。でもほとんど無風の中での作業だったので、気分的にはすごく楽。少し多めに肥料を散布しました。
 午後もすぐに散布に出る。午後は少し風が出たけれどそよ風程度でまったく問題がないレベルなので調子よく散布できました。


 軽トラでラジオを聴いていましたが、ラジオは「はやぶさ2」の話題で盛り上がっていました。まだまだミッションの途中なので、このまま調子よく無事に地球に戻ってきてほしい。


 沢庵の漬物でお茶を飲む。うーむ。うまい(笑)。


 今どき、浪曲を聴く人などどれぐらいいるのかわからないし、まして「壺坂霊験記」などという明治時代にできたという古い話をどれぐらいの人が知っていようか。夫婦の愛情を描いた世話物で、もともとは浄瑠璃の演目です。僕も数年前に富田人形の人形浄瑠璃の公演で初めて観て知ったのですが。浪曲のほうが聴きやすいですが、浄瑠璃の太棹の三味線の大きく太い音で聴く方が迫力はありそうです。
 しかし、この富士琴美さんの「壺坂霊験記」も、いささかツッコミどころはありますし、話としてはいかにも古いですが、ま、夫婦の形として、ある意味普遍的な部分もありますわな。漬物をかじりつつ、お茶を飲みつつ、夕暮れのひととき、耳を傾けるのも、悪くないです。

浪曲 壺坂霊験記 富士琴美