午前中は精米など。午後は田んぼに環境こだわり農産物の看板を立てる。
夜、ジョン・フォード監督『静かなる男』(1952)をDVDで観る。ジョン・フォードだし主演はジョン・ウェインだし、前から観たかったのだ。昔、村上春樹はどこかで「僕は何かすごくいやなことがあると、いつもビデオで『静かなる男』を見ることにしている。だから(当然のことながら)ずいぶん何度もこの映画を見た。何度見ても、素晴らしい映画だと思う」と書いていたし、宮崎駿の『紅の豚』の』ラストシーンの殴り合いは『静かなる男』へのオマージュだと言われているし。
ええ、すごくいい映画でした。なるほどジョン・フォード。モーリン・オハラもなかなかにチャーミング。アイルランドが舞台なんですな。スバラシイ景色で、鱒釣りには確かにぴったりというところですね。ま、ちょっとアイリッシュの気概というか風習というか、そういうものがわかっているともっといいのかもしれないけれど、残念ながら僕は何度かアイリッシュウイスキーを飲んだことがあるというぐらいしかアイルランドのことはわかっていない。ジョン・フォードはアイルランド系らしいし、モーリン・オハラもアイルランドのダブリン出身なんですな。小男の御者をやっていたバリー・フィッツジェラルドもアイルランドなんだ。バリー・フィッツジェラルドはいい味出してますなぁ。ウイスキーか黒ビールが飲みたくなりました。
しかし、なんだな、ジョン・ウェインという俳優は、歳とってからもあまり雰囲気は変わらない感じですな。日本人からすると若いときから老け顔のような気がします。って、このときジョン・ウェイン45歳かぁ。年相応になってきてるのかな(笑)。