現代田んぼ生活 辻井農園日記

滋賀県の湖北地方で完全無農薬有機栽培米の「コシヒカリ」と「秋の詩」と「みどり豊」を作っている辻井農園のブログです。安心して食べていただけるおいしいお米をつくっています。

『三文役者の無責任放言録』と湖上で飲むことと草刈り

30日(火)
 娘がクルマの教習所を卒業したので、免許センターで試験を受けるので、そのついでに僕の免許の更新をするつもりで、免許センターに朝一番に行ったら、免許の更新は今日は午後からの受付なんだと。やれやれ。
 仕方がないので、喫茶店にはいって、コーヒーを飲みながら娘の試験が終わるのを待つことに。外は青空で猛暑。涼しい喫茶店で読書なんて、なんという贅沢(笑)。
 読み出したのは殿山泰司『三文役者の無責任放言録』(ちくま文庫)。最高です。無茶苦茶おもしろいです。学生の頃に殿山泰司にはまって、当時はたぶん角川文庫であれこれ読んだような気がするのだが・・・。<あなあきい>ですな。1962年の9月から1965年の10月ごろまで『漫画読本』に連載されたものらしいです。1962年の9月といえば、僕がまだ一歳ではないか。たぶん二十歳の僕も、同じように1962年の9月といえば、僕がまだ一歳ではないか。と思ったはずだが、58歳になって、僕がまだ一歳ではないか。と思う感慨はいささか違うのでありました(笑)。『JAMJAM日記』や『日本女地図』もまた読みたくなりましたな。


 夕方、晴れて運転免許証を手にした娘がクルマを運転したい、と言うので、僕のムーヴの運転をさせてやる。娘は近ごろの女性では珍しくなったというミッション付きのクルマの免許証を取得したので、このムーヴのようなオートマ車だと、すごく楽だといっていたが、まだこわごわ運転しているので、横にのっている僕もすごくコワイのでありました(笑)。



31日(水)
 今日は指導農業士会の近畿ブロック研究会で、大津に行く。講演が一つ、事例発表が二つあり、大いに勉強する。ほんまですって。夕方から情報交換会という名の懇親会があり、浜大津港からビアンカという客船で琵琶湖にくりだして、飲み食いしながらおしゃべりするということでした。うーむ。初めて琵琶湖の上で飲み食いいたしました(笑)。僕のテーブルは京都から参加した方が多かったので、名刺なんぞを初めて交換しながら、飲み食いしたものですから、いささか酔いました。山城の国の田んぼは圃場整備されていないので、小さくて水持ちが悪くてかなわん、というような話や、京漬物用にすぐきをつくっている話などをわやわやと京言葉に酔いながらおしゃべりいたしました。うだうだ飲んでしゃべっているうちに2時間半が経ってしまって、ビアンカのデッキに出ることもなかったのだが・・・。琵琶湖の夜風に吹かれてみたかったぜ(笑)。
僕が研修したり、飲んだりしている間に、長男は大豆の中耕をしてくれていて、父は田んぼに水を入れたり、止めたりしてくれていました。ありがたい。


 ああ、七月尽。


1日(木)
 今日から八月だ。相変わらず暑い。
 午前も午後も畦畔の草刈り。


 夜、ウダウダとカープジャイアンツ戦を観てしまう。いや、でもなかなかいい試合で愉しかったです。昔からプロ野球の中継は愚民政策だという人がいて、僕も二十代の若い頃はそうかもしれないと思っていましたが・・・。ま、スポーツ中継は愚民政策だけではないですな、たぶん。作られたテレビドラマ以上にドラマがありますな。いや、カープジャイアンツに二勝一敗で勝ち越したから書いているわけではないです(笑)。