現代田んぼ生活 辻井農園日記

滋賀県の湖北地方で完全無農薬有機栽培米の「コシヒカリ」と「秋の詩」と「みどり豊」を作っている辻井農園のブログです。安心して食べていただけるおいしいお米をつくっています。

ミネラル肥料の散布と草刈りと弟一家の帰省と『オリエント急行殺人事件』と『gifted /ギフテッド』


12日(月) 振替休日
 朝、田んぼにミネラル肥料をまく。30袋を一気にまいたので、大いに疲れて大汗をかく。
 お昼に弟一家が顔を見せに帰省してくれたので、夕方までたくさん飲んでしゃべった。夕方帰っていったのは覚えているが、その後は覚えていなくて、目が覚めたら午後11時だった。いやはや。


13日(火)
 朝、田んぼに穂肥をまきに出たが、3反分ほどまいたら、どうにも身体が重く、当たり前だが心臓がドキドキしているのがよくわかったので、無理をせずに作業をやめて家に帰る。どうも二日酔いがこたえたらしい(笑)。それに午前8時を過ぎると急に暑くなってくる。
 僕の身体に休息が必要だ(笑)。


 ケネス・ブラナー監督『オリエント急行殺人事件』(2017)をiTunesで観る。1974年のシドニー・ルメット監督の『オリエント急行殺人事件』が有名ですが、観ていません。でもクリスティの原作の『オリエント急行殺人事件』は学生時代に読んでいるし「Murder on the Orient Express」もペーパーバックで、けっこう苦労して読んだはず。なんでペーパーバックなんて読んだかな?英語の宿題だったか?ポワロのもマープルのも一時たくさん読んだ覚えがあるが、もうなにがなんだかすっかりストーリーも忘れている。
 この『オリエント急行殺人事件』も最後の謎解きというか犯人は知っていたけれど、アームストロング事件がらみのことなどはすっかり忘れていて、ま、それなりに楽しめました。今回も日本語吹き替えで同時に字幕も表示させて観たのだが、ポワロの声といえば熊倉一雄というイメージだったが、今回は草刈正雄で、ちとポワロの声としては軽い感じがする。1974年版も観たくなってきたぜ。


14日(水)
 朝、大豆の畦畔の草刈り。風もあったし、日の出と同時に作業していたので、まだまだ涼しくてよかった。でもやっぱり8時を過ぎると暑くてしんどくなってきますな。
 9時半まで作業。帰ってきたら雨がザーッと降ってきたりする。台風が近づいてきているんですな。その後も晴れたり降ったりという天気が続く。
 お昼に次男がアパートに帰ると言うので駅まで送っていく。


 6月に田植えした「コシヒカリ」も出穂してきました。この調子で順調にお願いしたい。「秋の詩」5月10日頃田植えした「秋の詩」も走り穂が出てきたりして、もうすぐ出穂宣言してもいい感じ。この調子だと「コシヒカリ」の稲刈りが終わったらすぐ「秋の詩」の稲刈りに入らねばなりませんな。それにしても、台風が心配だ。大型で強い台風だと言うもっぱらの噂で、このあたりに近づいてくるのは明日になりそうです。出穂したばかりのイネや花ざかりの大豆だし。雨はともかく風はなんとか穏便に願いたい。ま、なかなか百姓のわがままな願いは聞き入れられないのだが・・・。


 マーク・ウェブ監督『gifted /ギフテッド』(2017)をiTunesで観る。いやー、よかったです。これは。これは。みんな演技力があるというか、しっかりしてます。とくに子役のマッケンナ・グレイスとか7歳の数学の天才少女というのを実に自然に演技してますなぁ。クリス・エバンスは初めて観る俳優だが、なかなかいい味出してます。リンゼイ・ダンカンも迫力ある演技ですわ。それから忘れてはならないのがオクタビア・スペンサーですな。どこかで観たぞぁ?と思っていたけれど途中で思い出しました。『ドリーム』ですがな。『ドリーム』ではオクタビア・スペンサーがNASAで働く女性職員として出てましたな。たぶん彼女がいなかったらこの映画はつまらないものになっていたと思います。
 しかしなんだな、フランク(クリス・エバンス)もボートの修理工かと思いきや、以前はボストン大学の哲学の准教授であったなんて、そりゃないよ、と言いたくなるが(笑)。
でもとてもいい映画でした。マーク・ウェブ監督といえば『(500)日のサマー 』でもありますな。


 giftedを辞書で引くと、”形容詞〈人が〉(生まれつき)才能のある; 才能に恵まれている”と出てきます。giftという名詞にも贈り物とか寄贈品、寄付金という意味の他にも、”(神や自然の恩恵による)才能, 天賦の才”というのも出てきますね。giftの語源はgive(与える)だとも出てきます。神や自然に与えられた才能、天賦の才ということになりますね。
 僕など凡夫中の凡夫であることは間違いないのだが、ひょっとすると最後までとうとう天が与えた才能に気がつかずに死んでいくのかもしれないという気は少しするのでありました(笑)。それはわずかばかりに与えられた才能を一心に磨き上げる才能がなかったということかもしれないのですが。
 うーむ。でも僕は輝かしい才能がなくても、灰色の脳細胞でなくても、自分の人生を美しく感じられる秘密に気づきはじめているのだが(笑)。ホンマカイナ(爆)。