現代田んぼ生活 辻井農園日記

滋賀県の湖北地方で完全無農薬有機栽培米の「コシヒカリ」と「秋の詩」と「みどり豊」を作っている辻井農園のブログです。安心して食べていただけるおいしいお米をつくっています。

畦畔の草刈りと『復讐するは我にあり』と農業&自然センシング大研究

21日(水)
 朝から畦畔の草刈り。
 午後は作業所の中で乾燥機の掃除など。


22日(木)
 朝から畦畔の草刈り。
 午後は次男を迎えにいったり、夕方からまた畦畔の草刈り。


 今村昌平監督『復讐するは我にあり』(1979)をAmazonプライムビデオで観る。原作は佐木隆三ですね。傑作だという噂ですが(笑)、初めて観ました。すさまじい映画ですな。いやー、スバラシイ!原作は読んでいませんが、これは脚本もよかったし、役者の演技がまたみんな迫力があります。緒形拳の演技には、これは誰かが書いていたように「まいりました。」としか言いようがありませんな。殿山泰司も出ています。
 「復讐するは我にあり」というタイトルの意味が映画を観てもよくわかりませんでした。ウィキペディアによると”新約聖書(ローマ人への手紙・第12章第19節)に出てくる「愛する者よ、自ら復讐すな、ただ神の怒に任せまつれ。録して『主いひ給ふ、復讐するは我にあり、我これに報いん』とあり」という言葉の一部で、悪人に報復を与えるのは神である、を意味する。”ということらしいです。裁きを下すのは神のみ、ということですかな。
 これ実話というか、実際にあった事件を下敷きにして佐木隆三は小説を書いたんですな。なるほど。


 そういえば『インターフェイス』(CQ出版社)の9月号をネットで見つけて取り寄せてみた。特集は「アイデアいっぱい 農業&自然センシング大研究」とあります。『インターフェイス』という雑誌があることは知りませんでした。コンピュータサイエンス&テクノロジ専門誌と書いてあります。センシングですからセンサー(検知器)を使って計測・分析をして農業に活かしていこう、ということですね。でそのセンサーを自作していこう、という方向の雑誌です。
目次を見ると「光合成に不可欠なCO2センシングの研究」「IoT農業基礎実験 土の水分センシングの研究」「肥料センシングの研究 土壌コンディションを示すpH&電気伝導度EC入門」「土の温度センシング制御の研究」「自動水やり制御システムに雨センシングの研究」などなどが並んでいます。「ラズパイ」と言ってもこのブログを読んでくださっている人にはあまりピンとこないかもしれませんが、「Rasphberry Pi」という名刺サイズぐらいのコンピュータの基盤が売られていて、これがあーた、数年前から、わりと人気なのです。基盤ですから自分でちょっとあれこれ工作も必要みたいですが、それがまた好きな人にはタマラナイのでしょうね。ざっと眺めてみましたが、どうにも僕にはハードルが高いですね。でも世の中にはいろいろ基盤が売られていて、温度計や湿度計、水分計などを自作してそれをパソコンやスマホにデータを飛ばしたりしていつでもどこでも自分の畑や田んぼ、ビニールハウスの様子を確認できる様にしている人がいるということですわな。僕なら田んぼの水の水位を教えてくれるととても助かる気がする。昔、中学の時にハンダゴテを握ってトランジスタラジオのキットを作ったことはあるけれど、今の私には、とてもそういうことの勉強をしている時間がなさそうなんだが・・・。


 このところ六時過ぎから草刈りをしているので、なんだかすぐに夜は眠くなってしまう。いつもなら落語聴いて寝よう、ということになるのだが、今夜は講談を聴きながら眠るつもり。先日、NHKラジオで放送があった「神田松之丞がいざなう怪談の世界」が聞き逃しサービスで8月27日まで聴けるようになっている。怪談とか怖い話や映画は嫌いなのだが、落語の怪談噺はだいぶ慣れてきました。さて講談はどうでしょうか。夜、トイレに行けなくなったら、どうしよう。