現代田んぼ生活 辻井農園日記

滋賀県の湖北地方で完全無農薬有機栽培米の「コシヒカリ」と「秋の詩」と「みどり豊」を作っている辻井農園のブログです。安心して食べていただけるおいしいお米をつくっています。

処暑と草刈りと秋の作業の準備と『にれかめる』



 今日は二十四節気処暑。暑さも落ち着きをみせる頃ということらしい。今日は終日、雨が降ったり止んだりという天気だったが、暑さは落ち着いていた。
 午前中は雨が降ったり止んだりする中、畦畔の草刈り。あまり暑くないので、シュルシュルと草刈りがすすむ。
 午後は次男の散髪の送り迎えをして、それから作業所で選別機の掃除など。


 僕が参加しているメール句会の仲間の鈴木牛後さんから新しい句集『にれかめる』をいただく。牛後さんは、昨年第64回角川俳句賞を受賞されました。新進気鋭の俳人です。句会では毎回のようにたくさんの点をとっておられます。で、受賞第一作の句集です。うーむ。スバラシイ句集だなぁ。装丁も美しいし。帯に自選十句が載っていたので、その十句をはずして、僕の十句を選んでみました。十句に絞るのに苦労しましたが。


    ナイターの熱狂だけを聞く夜業
    春動くるろるるろると牛の舌
    血の軍手春日に干してまた履きぬ
    牛の群吹かるるままに野分かな
    雪を前に話すこの世のことばかり
    鼻息熱き牛を夜涼へ放ちけり
    壮年のゆるさをゆるす柚子湯かな
    牛糞を蹴ればほこんと春の土
    白日傘傾ぎ見られてゐる労働
    初雪を湯気濛濛と牛帰る
    ああ言へばこう言はれたる三日かな


あれ?11句ある。ま、いいか。もう一つ削ることができません。


今日は朝一番にトラブルがあったのだが、ま、なんとか解決しそう。少し涼しくなって、窓をあけたら虫の音がいっぱいです。さて、こんな夜は。

Strictly Romantic / Clifford Brown - The Paris Collection